2026年ダカール・ラリー第4ステージで、プレストン・キャンベルがラリー2クラスの総合首位に浮上した。過酷なコンディションと予測不能な展開が続く中、安定感のある走りを見せたルーキーがトップに立った。
第1週の折り返し地点となるこの日は、アルウラ周辺の岩場と砂の峡谷を縫う417kmのスペシャルステージが舞台。高い集中力と冷静な判断が求められる一日だった。ライダーたちはマラソンステージ中のため、ビバーク到着後は外部からの整備サポートを受けられず、自らの判断と技術でマシンを守らなければならなかった。

モンスターエナジー・ホンダHRCのプレストン・キャンベルとマルティム・ヴェントゥーラも、リスク管理とペース維持のバランスを取りながら、慎重かつ果敢に挑んだ。
キャンベルはホンダCRF450RX RALLYを駆り、昨日に続いて3位でフィニッシュ。この結果、ラリー2クラスの総合首位に立ち、2位に対して約19分のリードを築いた。初出場ながらも高い安定感を見せており、今大会の注目株として存在感を高めている。
一方、ヴェントゥーラには試練の一日となった。これまでステージ優勝と複数の2位を獲得し、マイケル・ドハーティとの接戦を展開していたが、そのドハーティがリタイア。さらにヴェントゥーラ自身もメカニカルトラブルに見舞われた。それでも気力を振り絞って自ら修復作業を行い、完走を果たした。だがキャンベルから2時間以上遅れたことで、総合順位は2位から9位に後退。1時間半の差を詰める厳しい戦いが待っている。
ヴェントゥーラはビバーク到着後、夕食前に自らマシンの修理に取り掛かる。明日のマラソンステージ後半に向けて、競技者全員が星空の下で休息を取る予定だ。明日は北西の都市ハイルへ向かう394kmのステージがライダーたちを待ち受けている。
ルーベン・ファリア(ゼネラルマネージャー)
「プレストンは今日も非常に良い仕事をしてくれました。バイクを無事にマラソンキャンプへ持ち込むことができており、ラリー2全体でも非常に良いポジションにいますので、嬉しく思います。マルティムはステージ序盤に岩にヒットしてしまい、それ以降はマシンを労わりながらキャンプまでたどり着く必要がありました。明日はハイルに到着し、ステージ6に備えることが目標です。」
プレストン・キャンベル(ステージ3位/総合1位)
「明日はできるだけ速く走りたいですが、慎重さも忘れずにいきたいと思います。もしギャップを広げられたら最高です。今日は非常に良い一日でした。タフで長いステージでしたが、明日に向けて良い感触を得ることができました。」

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。