2026年ダカール・ラリー第4ステージで、トシャ・シャレイナが2日連続のステージ勝利を挙げ、総合順位でもトップに躍り出た。リッキー・ブラベックとスカイラー・ハウズがそれぞれ2位、3位に入り、モンスターエナジー・ホンダHRCが1-2-3フィニッシュを飾る圧倒的な結果を収めた。マラソンステージ初日のレグで、ホンダ勢が完全な支配を見せつけた格好だ。







アルウラ発の第4ステージは、岩の高原、砂の峡谷、石のプレートが連続する難所。ライダーはルートの変化に対応しながらバイクを守る必要があり、極めてリスクの高い一日となった。しかもマラソンステージの規定により、ビバーク到着後はチームの整備サポートを受けることができないため、マシンを労わる走りが求められた。
ステージを先頭で走行する役割を担ったシャレイナは、ホンダCRF450 RALLYを駆り、すべてのタイムチェックポイントをトップで通過。先頭走者としてのボーナスタイムを稼ぎながら、わずか6秒差でブラベックを抑えてステージ優勝を果たした。今大会2度目のステージ勝利で、今後のステージでもその勢いを維持する構えだ。
ブラベックも極めて好調な走りを披露。前日のシャレイナとの激しいバトルに続き、この日は417kmのスペシャル区間で再び接戦を演じた。200km地点でシャレイナに追いつくと、終盤まで共に走行。2位に入りながらもボーナスタイムを獲得し、16時間45分40秒のトータルタイムでシャレイナと完全に並んでいる。
体調不良を抱えながらも、スカイラー・ハウズは3位でフィニッシュ。トップの2人からわずか10秒差という僅差で食い下がり、その実力を示した。総合順位では7位ながら、表彰台圏内のライダーとの差を着実に詰めている。ただしマラソンキャンプでのユーズドタイヤの消耗が懸念材料で、明日の岩場が続くステージに向けては不安が残る。
エイドリアン・ファン・ベヴェレンは序盤ステージでのクラッシュとナビゲーションのトラブルから巻き返しを狙う中、この日は9位でフィニッシュ。トップから5分11秒差と大きくは遅れず、総合では27分24秒差の9位につけている。
ライダーたちは星空の下で一夜を過ごし、明日のマラソンステージ後半に備える。ステージ終了後、ホンダのライダーたちはハイルのビバークで再びチームと合流する予定だ。
ルーベン・ファリア(ゼネラルマネージャー)
「今日は非常に難しいステージでしたが、結果は素晴らしいものとなりました。トシャが一日中オープニングを担当して勝利するとは予想していませんでした。彼はリスクを取らず、スムーズに走ったと話していました。リッキーも良いステージを走り、200km地点でトシャに追いついてからは一緒にゴールを目指しました。」
「スカイラーも今日は良いポジションから攻めることができ、3位でフィニッシュしました。アドリアンもクラッシュからの巻き返しを目指して懸命にプッシュしていました。今回のマラソンステージは非常に過酷ですが、明日の展開に期待しています。」
リッキー・ブラベック(ステージ2位/総合2位)
「今日は長いステージでした。自分は2番手でスタートし、チームメイトのトシャが素晴らしいオープニングをしてくれました。序盤は少しペースが上がりませんでしたが、徐々にリズムを取り戻し、200km地点でトシャに追いつきました。その後は一緒にナビゲーションしながらゴールを目指しました。ナビゲーションは非常に難しく、大きなスラブの上にトラックがなく、CAPヘディングを頼りに進むしかありませんでした。」
「早い段階で一度コースを外れてしまいましたが、運よくウェイポイントを取ることができました。その後はペースを落として確実にナビゲーションすることを心がけました。今日はバイクを一度も倒すことなく走りきることができました。タイヤのチェックは必要ですが、今のところマシンの状態は問題なさそうです。」
スカイラー・ハウズ(ステージ3位/総合7位)
「今日は本当に厳しい一日でした。おそらくエアコンの冷気で体調を崩してしまい、体力がまったく出ませんでした。タイヤの消耗が心配だったので、できるだけ労わるように走りましたが、リアタイヤに問題があるかもしれません。」
「明日のステージでどこまで持ちこたえられるかが勝負になります。タイヤがダメになったら、そこで終わってしまうので、なんとか明日を無事に乗り越えたいです。今夜はテント泊なので、しっかり休んで体力を回復したいと思います。全体的には良い走りができましたが、ルートミスも数回あり、本当に過酷な一日でした。ダカールは常に困難なラリーですが、特にここ数年の第1週は非常にチャレンジングです。」
アドリアン・ファン・ベヴェレン(ステージ9位/総合9位)
「今日は気持ちの良い砂のピストもありましたが、同時に石が多く、岩場の高原も続いていてかなりハードなステージでした。ここまでのステージは非常に荒れており、タイヤやホイールの状態を見れば一目瞭然です。」
「リスクは依然として高く、悪い岩を踏まないように祈るしかありません。ペースも非常に速いので、自分もその流れに乗って最大限の力を出さなければなりません。まだラリーは長いので、毎日しっかりプッシュしていきたいと思います。」
トシャ・シャレイナ(ステージ1位/総合1位)
「今日のミッションはスタートからゴールまで先頭を走ることでしたが、無事に達成することができました。200km地点でリッキーに追いつかれ、それ以降は一緒に走りました。後半のナビゲーションは思っていたよりも難しく、もう少し簡単だと思っていましたが、最終的にマラソンステージのビバークに到着できて良かったです。今夜はしっかり休んで睡眠を取りたいと思います。今のところバイクは問題ありませんが、明日のステージに岩場が多いようであれば、状況を見ながら慎重に進めていきたいです。」

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。







