イスラエルのベンチャー企業であるRideVisionが、バイクのアクティブセーフティーに関する新しいシステムを開発したとのこと。しかしこういった周囲の安全への配慮、運転スキルの向上こそがバイクの面白みの1つでもありますので、難しいところですね。

Ride Vision プレスリリース

イスラエルのベンチャー企業RideVisionはCAT(Collision Aversion Technology)と呼ばれるライダーへの危険予知システムを発表。これはAI(人工知能)とコンピュータービジョンをシムレスに繋ぐことによって、スタンダードなカメラをビジュアルセンサーとして使用するというものだ。

このシステムは高価なハードウェアなどの必要なく、ライダーの周囲の危険を知らせるもの。CATはバイクに装着されているセンサーを活用するもので、製品コストを大幅に抑え、メーカーごとのモジュール化の自由さを確保している。CATと継続的なデータ分析により、いかなるモーターサイクルに乗るライダーにとっても前例のないほど手頃な価格で安全が手に入ることになります。

RideVision CEO Uri Lavi

「自動車はどんどんコンピューター制御が進んでおり、最新のテクノロジーが人を運転というタスクから切り離しています。しかし2輪車はその流れから取り残されてきました。これはニーズがないから見過ごされてきたのではなく、車体に搭載際のコスト、スペースや重量といったものです。モーターサイクル自体の性能革新がある中で、モーターサイクルは未だに事故、死亡事故に至る可能性が高いわけで、ライダー達はドライバー達よりも優れたドライビングスキルを持つ必要がありますが、彼らが技術革新による恩恵を受ける必要があるのです。」

<Ride Vision プレスリリース>