ドイツGP 予選Q2 マルク・マルケスがポールポジション獲得

MotoGP第X戦ドイツGP(ザクセンリンク)の予選で、マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)が1分19秒041のコースレコードを叩き出しポールポジションを獲得した。2位には弟のアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が0.061秒差で続き、3位はファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ペルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム)が入り、フロントローはドゥカティ勢が独占した。一方、ベッツェッキが転倒で鎖骨を骨折し今週末の残りを欠場することが確認された。

Q1:2人のワールドチャンピオンがQ2へ

Q1最大の注目選手はフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)で、序盤から1分19秒954をマークしてP1に立った。ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)は最初のスティントでバニャイアから0.034秒差のP2につけた。

フレッシュのリアミシュランソフトでのアタックでバニャイアは1分19秒753まで更新し、ミルとの差を0.235秒に広げた。その後、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が1分19秒864を記録してミルをP2から押し出し、このタイムはQ1終盤まで破られなかった。ミルとチームメイトのルカ・マリーニは応戦できず、Q2進出を果たしたのはバニャイアとクアルタラロの2人となった。

Q2:ドゥカティがスピードを発揮、ベッツェッキが転倒

ポールポジション争いに向けた最大の焦点は、マルク・マルケスをザクセンリンクで止められる者がいるかどうかだった。最有力候補はディ・ジャンナントニオで、1分19秒512をマークしてP1に0.055秒差で立った。マルク・マルケスはP2につけた。

そこにベッツェッキのアクシデントが重なった。リアが流れてグラベルに転がり込んだが、ベッツェッキはすぐに自力で立ち上がりスクーターの後部に乗って戻った。しかしその後、鎖骨を骨折していることが確認された。

一方、ラウル・フェルナンデスが1分19秒262を叩き出し、アレックス・マルケスに0.168秒差をつけてプロビジョナルポールに立った。残り7分、マルク・マルケスはフェルナンデスのタイムに0.089秒届かずP2にとどまった。

残り5分、ディ・ジャンナントニオが1分19秒188でP1に浮上。残り3分半には小椋 藍(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)がP3に飛び込み、マルク・マルケスはフロントローを外れてP4に後退した。

しかしマルク・マルケスはここから反撃に出た。3つのセクターで赤スプリットを刻み、セクター4も鮮やかにまとめてプロビジョナルポールを奪取。1分19秒041はコースレコードの更新でもあった。続いてアレックス・マルケスが兄弟ワンツーを確定させ、クアルタラロも好ラップを刻んで2列目に滑り込んだ。残り1分を切った時点で、ワールドチャンピオンシップリーダーのホルヘ・マルティンはP9、チームメイトのベッツェッキがいたP8の1つ後ろにいた。マルティンは最後のタイムアタックを行わず、アプリリア・レーシングにとって厳しいセッションとなった。

マルク・マルケスとアレックス・マルケスにとっては申し分のない結果だった。マルク・マルケスはアレックス・マルケス、ディ・ジャンナントニオとともにフロントローから発進する。フェルナンデスと小椋 藍はそれぞれP4・P5からのスタートとなった。

クアルタラロはワンラップの速さを改めて示してヤマハをP6に導いた。フランコ・モルビデッリ(ペルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム)はP7だったが、グランプリでは3グリッド降格ペナルティによりP10からのスタートとなる。

ベッツェッキの欠場によりマルティンがP8に繰り上がり、ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリーレーシング)がP9に入った。Q1を経由して上がってきたバニャイアはスプリントP11・グランプリP10という結果に終わり、ジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)がQ2の最後尾P12を締めた。