ベッツェッキ サンマリノGPでポールポジション獲得 

予選結果の概要

マルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)は、ミサノで輝かしい新ラップレコードを樹立し、同コース史上初となる1分29秒台——1分29秒982——でポールポジションを獲得した。マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)に約0.2秒差をつけ、フェルミン・アルデゲル(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)がQ1から勝ち上がってフロントローを完成させた。

一方、チャンピオンシップリーダーのホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)は5番グリッドからのスタートとなった。

Q1の展開

Q1には、金曜午後のタイムアタックでトップ10入りを果たせなかった有力選手たちが通過を目指して臨んだ。なかでも注目はフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)だったが、苦しい戦いを強いられ、上位2番手以内に入ることができなかった。

代わりにトップに立ったのはラウル・フェルナンデス(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)だ。セッション前半に見事なセーブを見せた後、まとめ上げてトップタイムを記録しQ2進出を決めた。ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は最終盤まで2番手を維持していたが、最終的にアルデゲルに逆転され、フェルナンデスとともにQ2へと駒を進めた。

Q2の展開

最終予選が始まると、マルク・マルケスは最初のアタックラップで大きくマシンを乱し、さらにトラックリミット超過でタイム抹消。アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)も大事には至らないクラッシュを喫し、出遅れる形となった。

2回目のアタックでマルク・マルケスがトップに浮上したが、タイミングスクリーンの各セクターは赤表示が相次いだ。各ライダーのタイムが出揃い始め、ファビオ・ディ・ジャンナントーニオ(以下「ディッジア」)がいったんトップに立ったところで、ベッツェッキが圧巻のラップを叩き出す——ミサノ史上初の90秒切りだ。

ピットレーンに戻り、静寂が訪れてから再び喧騒が高まった。基準タイムが刻まれた。

ベッツェッキの新ラップレコードに最初に挑んだのはマルク・マルケスだった。ターン10まではほぼ同等のペースで迫ったが、そこで攻めるのをやめた。次のアタックでも0.1秒以内に迫ったものの、最終セクターで2秒以上を失った。さらにもう1回チャンスがあったが、届かなかった。

その後、アレックス・マルケスが再びクラッシュ(こちらも大事には至らず)して黄旗が提示され、セッションは終了。誰もベッツェッキのセッション中盤の衝撃的なラップには答えられず、地元ミサノでの新ラップレコードによるポールポジション獲得となった。

グリッド順

ベッツェッキが基準タイムを打ち立て、マルク・マルケスは2番グリッドに甘んじた。Q1から勝ち上がったアルデゲルが印象的なフロントローを形成し、ファビオ・ディ・ジャンナントーニオ(ペルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム)が2列目の先頭に並ぶ。チャンピオンシップリーダーのマルティンは表彰台返り咲きを目指して5番グリッドから臨み、地元ミサノでルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)が印象的なパフォーマンスを見せてホンダ勢最上位の6番グリッドを獲得した。

ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が3列目の先頭に立ち、フランコ・モルビデッリ(ペルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム)、そして2度のクラッシュを喫したアレックス・マルケスが9番グリッドからの巻き返しを狙う。

フェルナンデスがトップ10を締めくくり、ヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)が11番グリッド。チームマネージャーのニコ・ゴヨンが「世界最速のテレビ司会者」と評した代役ライダーのポル・エスパルガロがレッドブルKTMテック3から12番グリッドでスタートする。その後方にクアルタラロとバニャイアが続く。

ティソ・スプリントは15:00(UTC+1)にスタート予定。ベッツェッキ対マルケスの再戦がミサノを熱くする。