ロリス・カピロッシ、MotoGPレジェンドに認定

ロリス・カピロッシが、ついに公式のMotoGPレジェンドとなった。ミザノで行われた感動的な認定式において、MotoGP CEOのカルメロ・エスペレーターから家族・友人・関係者が見守る中でレジェンドメダルが授与され、この人気イタリア人ライダーは正式に歴史の1ページへと刻まれた。

輝かしいキャリアの記録

カピロッシは全クラス合計で328戦に出場し、29勝(125ccクラス8勝、250ccクラス12勝、MotoGPクラス9勝)を挙げた。表彰台獲得数は99回、ポールポジションは41回、タイトルは3度。また、1990年の125ccクラス世界タイトルを17歳165日で獲得し、グランプリ史上最年少世界チャンピオンとなった。ペドロ・アコスタが2021年に17歳166日で戴冠しており、わずか1日差でその記録を塗り替えられた。さらに、ルーキーシーズンに125cc/Moto3クラスのタイトルを獲得した最後のライダーとして30年以上にわたってその記録を保持し続けたが、こちらもアコスタに更新された。

ドゥカティ初のMotoGP勝利をもたらした男

カピロッシは2003年カタルーニャGPにおいて、ドゥカティのMotoGPデビューシーズンに同メーカー初のMotoGP勝利をもたらした。これは1959年アルスターGPの125ccクラスにおけるマイク・ヘイルウッドの勝利以来、ドゥカティにとって全クラスを通じて初のグランプリ勝利でもあった。

複数メーカーでの勝利という偉業

カピロッシはMotoGPにおいてヤマハ、ホンダ、ドゥカティの3メーカーで勝利を収めており、マイク・ヘイルウッド、ランディ・マモラ、エディ・ローソン、マーベリック・ビニャーレスとともにこの偉業を達成した5人のライダーのうちの1人である。また、ホンダ、ヤマハ、ドゥカティ、スズキの4メーカーで表彰台を獲得している。

2番目に長い勝利キャリア

1990年イギリスGP(125ccクラス)での初勝利から2007年日本GP(MotoGPクラス)での最後の勝利まで、その間隔は17年49日に及び、バレンティーノ・ロッシ(20年311日)に次ぐ史上2番目に長い勝利キャリアとなっている。

引退後もMotoGPに貢献

カピロッシは2011年バレンシアでの最終戦をもって現役を引退した。引退時点では22シーズン(1990〜2011年)にわたる328戦出場というグランプリ最多出場記録の保持者であった。彼のトレードマークであるゼッケン#65は、2016年にMotoGPで永久欠番となっている。

現在はMotoGPのレースディレクション代表を務め、引き続きこのスポーツにおいて重要な役割を担っている。パドックでも屈指の個性派として、多くの人々から愛される存在だ。