ヤマハ・モーター・ヨーロッパは、ジャック・ミラー選手が2027年および2028年シーズン、FIMスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)のヤマハ公式チームに参戦することを発表した。

31歳のミラー選手は、グランプリ活動15年、うち最高峰クラスでは12年という豊富なキャリアを誇るベテランライダー。MotoGP時代には4勝、表彰台23回を記録し、シリーズ最高順位は2021年の総合4位だった。
MotoGPでの最後の2シーズンは、Prima Pramacヤマハチームに所属。ヤマハが開発を進めてきた新型V4 MotoGPマシンの開発において、その豊富な経験とプロフェッショナルな姿勢が大きな戦力となってきた。
市販車ベースのR1に乗るのは、ミラー選手にとって初めてではない。過去にはヤマハファクトリーレーシングの一員として、鈴鹿8時間耐久レースに2度参戦した経験を持つ。このときチームメイトを務めたのが、来季からWorldSBKでもチームメイトとなるアンドレア・ロカテッリ選手だ。中須賀克行選手を加えた3人体制で臨んだ過去2回の鈴鹿8耐では、いずれも総合2位という好成績を残している。
ジャック・ミラー
「ヤマハとともにWorldSBKへ活動の場を移すことになり、これまでのパートナーシップをさらに広げられることを、本当に嬉しく思っています。ここ数年、MotoGPでヤマハと一緒に取り組んでこられたことにとても感謝していますし、R1でどんなことができるのか、この機会をいただけたことに心から感謝しています。ここ数年、鈴鹿でこのバイクを少し味わう機会がありましたが、WorldSBK仕様のマシンは少し違うものになるでしょう。とはいえ、キャリアのこの新しい章をとても楽しみにしていますし、あちらで良い結果を残せることを願っています。」
ニッコロ・カネパ(ヤマハ・モーター・ヨーロッパ モータースポーツ部門 ロードレース統括マネージャー)
「2027年、ヤマハのWorldSBKプロジェクトにジャック・ミラーを迎えられることを、私たちは大変嬉しく思っていますし、個人的にも彼がチームに加わってくれることをとても嬉しく思っています。彼ほどの経験と才能を持つライダーを公式チームに迎えるチャンスを逃すわけにはいきませんでした。すでに最初のテストが待ち遠しいです。彼のグランプリでの経験、特にミシュランタイヤに関する知見は、私たちにとって非常に貴重なものになるでしょう。鈴鹿でもR1で好結果を残してきましたので、WorldSBK仕様車で彼が何を見せてくれるのか、そしてR1の今後の開発にどう貢献してくれるのか、とても楽しみにしています。技術面だけでなく、ジャックの人柄や国際的な知名度も、ヤマハの存在感を高め、選手権への注目をさらに集めるうえで大きな財産になるはずです。この新しい章を共に始められることを、心待ちにしています。」
ミラーのキャリアハイライト
- MotoGPクラスでの活動:12年(グランプリ通算では15年)
- MotoGP最高順位:2021年シーズン総合4位
- MotoGP通算成績:4勝、表彰台23回
- 直近2シーズン:Prima Pramacヤマハ所属
- 鈴鹿8時間耐久:ヤマハファクトリーレーシングとして2度参戦、いずれも総合2位(ロカテッリ選手、中須賀選手とのトリオ)

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。
