アレイシ・エスパルガロは2015年にスズキのMotoGP復帰シーズンにライダーとして抜擢され、ファクトリーチームのライダーとして初期のスズキのMotoGPプロジェクト発展を牽引した。スズキは初期のプロジェクトを牽引したアレイシ・エスパルガロに感謝を示し、アレイシ・エスパルガロに2016年型のGSX-RRをプレゼントした。
アレイシ本人、ファンにとっては喜ばしいニュースである反面、スズキにとって重要なプロジェクトスタート時のバイク、マーべリック・ビニャーレスが優勝を記録したバイクでもあるわけで、このバイクを選手にプレゼントするということになると、スズキがMotoGPに復帰する未来はやはり無いのだと思い知らされるニュースだと言える。
アレイシ・エスパルガロ
「人生の中で最も興奮したプレゼントの1つです！プロジェクトリーダーの佐原さん、ダヴィデ、ロベルト・ブリビオを始め、日本の経営陣に感謝したいと思います。スズキはMotoGPバイクをプレゼントしたり売却したりということはしてこなかったのですが、スズキの人達とはずっと良好な関係を維持してきました。」
「スズキにはずっとアプローチをしていて常に断られてきたんですが、プロジェクトに携わった人達がMotoGPから引退した際に、GSX-RRを貰える連絡をもらいました。最初は冗談だと思っていたんですが、契約と書類のやり取りに2年半もかかったものの、2016年型GSX-RRが我が家にやってきたんです！」