重要な一年をふさわしい形で終えた
マルク・マルケスは、移籍初年となるGresini Racing MotoGPでの最終戦を2位で締めくくり、「非常に重要な一年をふさわしい形で終えることができた」と振り返った。難しいスプリントを経て迎えたレースでは、夜を徹してマシンを仕上げたチームの努力が実り、FP1に近い感触を取り戻す中で、自分らしいライディングを披露。最後はバニャイアにペースで及ばなかったものの、堂々の2位フィニッシュを果たした。火曜日からはいよいよDucatiファクトリーチームでの走行となる。
マルク・マルケス
「今日は昨日の難しいスプリントを受けて難しいレースでした。しかしテクニシャン達が夜も眠らずに素晴らしい仕事をしてくれて、FP1に近いフィーリングまでたどりつくことが出来ました。レースでは自分の望むライディングが出来ました。弱みもありましたが、強みもある状況でのレースが出来ました。ペッコについていくレースでしたが、残り5周はついていくことが出来ませんでした。」
「彼に近づくとフロントの温度が上がってコントロールが難しい状況でしたね。いずれにしても今日のペッコは明らかに自分よりも速かったと思います。ただ、2位完走という結果は、自分のレーシングキャリアにおける非常に重要な1年をGresini Racing MotoGPと過ごした今年の最後にふさわしい終わり方でした。」
「すでに過去レプソルで成し遂げた事、今年成し遂げたことに誇りを持っていますが、これから2年間は強力なチームメイト、最も参考にすべき選手がガレージにいることになります。彼は今年11勝し、あらゆるトラックでスピードを発揮しています。仕事内容、適応含めてプロフェッショナルなやり方で進めていきたいですね。来年はスタッフも含めて大きく変わります。ただ、今年Ducatiで走ったデータ、経験もありますから、来年はよりいろいろな事が容易になると思います。」
(Photo courtesy of Gresini)