ペッコと2025年型に対する印象は似ていた

マルク・マルケスは、ファクトリーチームでの初走行を特別デザインの全身赤のカラーリングで挑み、新シーズンへ向けたテスト走行に臨んだ。自身のアイデアから生まれたこのカラーは、特別なモチベーションを与え、ファクトリーチームとしての責任感を改めて自覚させたと語った。

テストは2025年型のマシンを中心にテストを進め、その走行割合は95%に及んだと振り返る。2024年型との違いを感じつつも、ファクトリーチームにおいては、テストでの正確さとプロフェッショナリズムの重要性を強調。マレーシアで本格化するプレシーズンに向け、順調な滑り出しをアピールした。

マルク・マルケス

「今日のカラーリングは自分のアイディアです。全身赤にしてみようと思っていたんですが、デザイナーが素晴らしい仕事をしてくれました。こういうものは特別なモチベーションを与えてくれますし、ファクトリーライダーなんだという自覚を与えてくれます。」

「自分はテストで久しぶりにファクトリーチームでの作業となりました。本当に多くのテストを行う必要がありますから、走行だけに集中出来ませんし転倒も出来ません。転倒すると1日のプランが大きく変わってしまいますからね。極めて正確に走行し、役割をしっかりとこなす必要があります。また2025年型に関しては自分もペッコも似たようなコメントであったことは重要ですね。」

「今日はほぼ2025年型で走行しました。95%の走行は2025年型であったと言えます。新しいバイクに関してやるべきことが多数でしたから集中して行う必要がありました。2024年型も乗りましたが、少し異なるキャラクターですね。ただ、最終的に同じDucatiですから、基本的な乗り方は変わりません。」

「このファクトリーチームは昨年最高の形でパフォーマンスを発揮していたチームですから、結果への責任は大きいです。自分達のベストを尽くし、プロフェッショナルにチームを支えつつ進んで行く必要があります。ファーストインプレッションは悪くありませんから、マレーシアで本当の意味でのプレシーズンテストが始まると言えるでしょう。」

(Photo courtesy of michelin)