ホンダ ローレンス、グレンデールで王座争い首位浮上 450SX初のレッドプレート獲得 AMAスーパークロス選手権

2026年AMAスーパークロス選手権第5戦グレンデールで、ホンダHRCプログレッシブのハンター・ローレンスが2位フィニッシュを果たし、450SXクラスのポイントリーダーに浮上した。これで4戦連続の2位となり、キャリア初となる450SXレッドプレートを次戦シアトルへ持ち込む。

アリゾナ州グレンデールには記録的な観客が詰めかけ、タイトル争いは大きく動いた。ローレンスはメインイベントを3番手スタートから展開し、オープニングラップで早々にトップへ浮上。数周にわたりレースをリードした後、ケン・ロクスンに先行を許したが、その後は安定したペースを維持し、3位以下との差をコントロールした。

終盤には追い上げを見せたものの、ロクスンを捉えるには至らず、2位でチェッカー。タイトル争いのライバルであるエリ・トマックが1周目のアクシデントで12位に沈んだことで、ローレンスはランキング首位に立ち、ロクスンに5ポイント差をつけた。450SXキャリアにおける重要なマイルストーンとなる一戦だ。

ホンダHRCプログレッシブは、レース外でも存在感を発揮。地元ディーラーのウエスタン・ホンダ・パワースポーツがピットにポップアップブースを展開し、CRF450RWEや電動ミニバイクCRF-E2を展示。放送ではチームマネージャー、ラース・リンドストロームの特集も組まれ、チームの歩みが紹介された。

シリーズ第6戦は、今週末シアトルで開催される。

ハンター・ローレンス

「また2位ですが、ポジティブな部分に集中しています。今日は少しフラットな感覚で、普段なら10分を過ぎたあたりからスイッチが入るのですが、今夜はそこまで持っていけませんでした。終盤にケニーに仕掛けて少しは差を詰めましたが、遅すぎました。スタートを最優先に考えていて、スタートストレートに戻った時にエリが倒れているのが見えましたが、前だけに集中しました。ケニーはサンドラインがとても良かったですね。今日は外側の方がダブル・トリプルへの入りが良かったのですが、レース中はイン側を使っていなかったので、その良さに気づくのが遅れました。抜かれてからはイン側を使い続けましたが、それは自分のミスです。今年はスーパークロスを大きな目標にしてきました。450スーパークロスでレッドプレートを持てたのは素直にうれしいです。ただ、欲しいのは最終戦でのレッドプレート、それだけです。ここに来るまでに積み重ねてきた努力を言葉にするのは簡単ではありませんが、本当に特別な瞬間です。」

ラース・リンドストローム(チームマネージャー)

「シリーズがすでに3分の1近く進んでいる中で、ハンターとともにレッドプレートを獲得できたのは素晴らしい気分ですし、これからが本番だと感じています。勝利のタイミングにとらわれすぎず、毎週土曜の夜にベストな結果を出すことに集中するというハンターのメンタリティは、チームとも完全に一致しています。レッドプレートを守ることより、自分たちの仕事をやり切ることが重要です。ここからハンターが得意とするコースが続きますし、次の戦いが楽しみです。」

450SX グレンデール結果

1位 ケン・ロクスン(スズキ)
2位 ハンター・ローレンス(ホンダ)
3位 クーパー・ウェブ(ヤマハ)
5位 ホルヘ・プラド(KTM)
9位 ディラン・フェランディス(ドゥカティ)

ポイントランキング:450SX(第5戦終了時)
1位 ハンター・ローレンス 106点
2位 ケン・ロクスン 101点
3位 エリ・トマック 98点