ローレンス シアトルでダメージ最小限 苦戦の夜を4位で切り抜け首位堅守 AMAスーパークロス第6戦 シアトル

AMAスーパークロス第6戦シアトルは、ハンター・ローレンスにとって思い描いた展開とはならなかった。しかしHonda HRC Progressiveのライダーは、さらなる痛手となり得た一日を最小限のダメージで乗り切り、最終的に4位でフィニッシュ。タイトル争いでは1ポイント差で首位を維持したまま、シリーズはテキサス州アーリントンへ向かう。

450SXメインイベントでローレンスはスタート直後にリアタイヤをスピンさせ、1コーナーを7番手で通過する苦しい立ち上がりとなった。すぐに1台をパスしたものの、難コンディションのトラックで3周目にミスを犯しポジションを落とす。それでもレース開始10分を過ぎたあたりでリズムをつかみ、追い上げを開始。中盤には5番手につけ、残り8周で4番手へ浮上した。

その後、ケン・ロクゼンとの差を一気に詰め、これまで好パスを決めてきたサンドセクションで表彰台を懸けたアグレッシブな仕掛けに出る。しかしラインが交錯し接触、両者ともに転倒を喫した。ローレンスは再スタートし、ジャスティン・クーパーにのみ先行を許す形で4位に復帰。残り時間は限られ、最終的に4位でチェッカーを受けた。Quad Lock Hondaのジョーイ・サバッジーは8位でフィニッシュしている。

450SX決勝結果

1位 イーライ・トマック(KTM)
2位 クーパー・ウェブ(ヤマハ)
3位 ジャスティン・クーパー(ヤマハ)
4位 ハンター・ローレンス(ホンダ)
5位 チェイス・セクストン(カワサキ)
6位 マルコム・スチュワート(ハスクバーナ)
7位 アーロン・プレシンジャー(KTM)
8位 ジョーイ・サバッジー(ホンダ)
9位 ディラン・フェランディス(ドゥカティ)
10位 ケン・ロクゼン(スズキ)
14位 シェーン・マケルラス(ホンダ)

450SXポイントランキング(6戦終了時)

1位 ハンター・ローレンス 124点
2位 イーライ・トマック 123点
3位 ケン・ロクゼン 113点
4位 クーパー・ウェブ 113点
5位 チェイス・セクストン 106点
6位 ジャスティン・クーパー 95点
7位 ジェイソン・アンダーソン 83点
8位 ジョーイ・サバッジー 80点
9位 ディラン・フェランディス 75点
10位 ホルヘ・プラド 73点
14位 クリスチャン・クレイグ 45点
17位 シェーン・マケルラス 32点
30位 ライアン・ブリース 1点

ハンター・ローレンス

「複雑な気持ちの残るメインイベントでした。ライディング自体は本当に良かったと思いますが、スタートグリッドでスピンしてしまいました。なぜ起きたのかははっきり分かりませんが、その後は集団の中を着実に前へ進んでいきました。10分を過ぎたあたりでコースを攻略でき、メイン終盤まで多くのリズムをこなせました。」

「ケニー(ロクゼン)に対して3位を狙って仕掛けましたが、接触してしまいました。彼を転倒させる意図はまったくありませんでした。望んでいた形ではありませんが、レース中の出来事です。それでもレッドプレートを維持できたのはポジティブですし、ポイントをしっかり持ち帰ることができました。良いスタートが決まっていれば、まったく違う展開になっていたと思います。勝つだけの力はありました。」

ラース・リンドストローム(チームマネージャー)

「今週末は天候にあまり期待できないと考えていました。2月のシアトルは予測が難しいですからね。幸いにも土曜日は雨が降らず、トラッククルーは水曜日に行われたシーホークスの優勝パレードの影響によるスケジュール遅延があったにもかかわらず、記録的な速さでコースを完成させてくれました。金曜日に雨が降ったにもかかわらず、コースコンディションは素晴らしく、レイアウトも多様なラインが選べる良い設計でした。」

「柔らかい土質で素早く形成されたわだちは非常に難しく、そこで実力差が明確に出ます。ハンターをサポートするための戦略はしっかり準備できていましたが、スタートでのスピンは想定外でした。それでも彼は集団を切り裂いて前方まで戻り、スタートが決まらなくてもタイトル争いにふさわしいエリートライダーであることを改めて証明したと言えるでしょう。」た。」

次戦は今週土曜日、テキサス州アーリントンで開催される第7戦。ミリタリー・アプリシエーション・レースとして実施され、250SXイーストリージョンの開幕戦となる。ジョー・シモダが参戦予定で、オフシーズン中に負った首の負傷から手術を経て順調に回復。2025年SMX250チャンピオンの復帰にチームの期待が集まる。