中国の新興バイクブランドZXMOTO(ゼットエックスモト)が、EICMA 2025(ミラノ国際モーターサイクルショー)で初のグローバルデビューを果たした。スタイリングや車種構成など”どこかのメーカー”を複数彷彿とさせるが、創業は2024年。創設者であるZhang Xueが抱いていたモーターサイクルとレースへの情熱を原動力に、短期間で多彩なモデル群を開発。スーパースポーツ、アドベンチャー、ネイキッド、ストリートファイター、クルーザー、モトクロス、エンデューロまで網羅する完全な製品レンジを構築して登場した。

フラッグシップ:ZXMOTO 820RRシリーズ
- 820RR:819cc 3気筒エンジン、135馬力
- 820RR-R:高出力仕様で145馬力
- 820RR-RS:最上位モデルとして150馬力を予定
この3モデルがZXMOTOのスーパースポーツセグメントの中心を成す。
ミドルクラス:500シリーズ
- 500RR:470cc 並列4気筒エンジン、84馬力
- 500F:クラシックなネイキッドスタイル、同じく470cc 4気筒で73.4馬力
ZXMOTOはこのセグメントでパフォーマンスと多用途性を両立させ、欧州市場を強く意識した設計と見られる。
ストリートファイター&アドベンチャー
- 820R:819cc 3気筒エンジン(130馬力)、アグレッシブなストリートファイターデザイン
- 820ADV:同じ819cc 3気筒をベースにしたアドベンチャーモデルで、117馬力を発揮
- 450 Rally:450cc 単気筒エンジン(59馬力)、ダカールラリースタイルの装備と外観
クルーザー&オフロード
- 600V:578cc V型2気筒エンジンを搭載した唯一のクルーザーモデル
- MX250 / MX450:本格的なモトクロスマシン
- ZX300 / ZX350:エンデューロファン向けモデル
ZXMOTOはオンロード/オフロード双方のユーザー層にリーチする戦略を明確に打ち出している。
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。