ノートンはEICMA 2025において、2種類のプラットフォームをベースにした4つの新型モデルを発表した。一方はスーパースポーツモデルとそのネイキッド仕様、もう一方は2台のクロスオーバーモデルで、一台はオンロード寄り、もう一台はより多用途な設計となっている。

最大の注目は新型スーパーバイク「Manx R」だ。ノートンの技術力を象徴するモデルであり、ブランドの新たなフラッグシップに位置づけられる。新設計の1,200cc V型4気筒エンジンを搭載し、最高出力は206馬力、最大トルクは130Nmを発生。車両重量は204kgで、パワーウエイトレシオは約1:1という驚異的な数値を誇る。
装備面では、セミアクティブ式マルゾッキ製サスペンション、ブレンボHypureブレーキ、BST製カーボンホイール、片持ちスイングアーム、8インチのTFTタッチスクリーンを搭載。さらに、包括的な電子制御ライディングアシストも備えている。
このManx Rの構成をベースにしたネイキッドモデルManxもラインアップされており、フルカウルを排除した仕様となる。
アドベンチャー系モデルはAtlasとAtlas GTの2車種。どちらもミドルクラスに位置づけられる。
Atlasはデュアルパーパス寄りで、ロングトラベルのサスペンション、19インチスポークホイール、セミブロックタイヤを装備し、オンもオフもこなす構成になっている。Atlas GTはオンロード志向が強く、前後17インチのキャストホイールとオンロードタイヤを採用。より快適性を重視したツーリングモデルとして位置づけられている。
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。