2026年ダカール・ラリーの本格的な開幕ステージ(ステージ1)は、Monster Energy Honda HRCのライダーたちにとって試練の一日となった。総走行距離は524km、そのうち305kmがタイム計測区間。前夜の雨が地形に大きな影響を与え、ライダーたちはスピードと慎重さの両立を強いられた。
砂の多いキャニオン地帯から始まり、くねった岩場を抜け、終盤は砂丘が待ち受けるというテクニカルな構成の中、リッキー・ブラベックが冷静な走りでステージ3位を獲得。スタート順位14番手というアドバンテージを活かし、1分32秒差でゴール。狙い通りの位置取りでステージ2へと進む。
トシャ・シャレイナは昨日のプロローグから好調を維持。ステージ中盤では前後に他車がいない単独走行を強いられながらも集中を切らさず、4位でフィニッシュ。
エイドリアン・ヴァン・ベヴェレンは、序盤30kmでフロントブレーキのトラブルに見舞われながらも8位で走破。スカイラー・ハウズは序盤の視界不良の中で岩に接触して転倒。ハンドルバーが大きく曲がるアクシデントに見舞われたが、それでも9位でフィニッシュし、執念の走りを見せた。







ルーベン・ファリア(GM)
「今日が本当のダカールのスタートでした。ナビゲーションは極端に難しくはなかったですが、岩が多く、典型的な開幕ステージでした。スカイラーは序盤に転倒し、ハンドルが大きく曲がった状態で走らなければならず、タイムを失いました。エイドリアンもブレーキの問題がありましたが、それでも8位でまとめました。トシャは序盤に少しタイムを落としましたが、後半で取り戻して良いポジションにつけました。リッキーは今日も堅実で、テクニカルな地形を楽しんでいたようです。初日としては悪くない結果です。」
リッキー・ブラベック(ステージ3位/総合3位)
「本格的なダカールステージの初日でしたが、自分が望んでいた通りの位置にいます。まだ前を走りたくはなかったけれど、後ろすぎるのも嫌なので、今のポジションは理想的です。今日の目的はとにかく大きなミスなく、安定してステージを終えること。それはしっかり達成できたと思います。メカニックの仕事も完璧で、チームの状態はとても良いです。明日は気温も少し下がるはずなので、北へ向かうのが楽しみです。」
トシャ・シャレイナ(ステージ4位/総合4位)
「ステージ1が始まりましたが、非常に風が強く、スピードも速かったです。スタート位置が少し後方だったので、他のライダーの轍を追いやすかったですが、何人かをパスしてからは前にも後ろにも誰もいない状況に。ほぼ単独で走りきりましたが、4位で終えられて良かったです。明日からもこのバトルは続いていきます。」
エイドリアン・ヴァン・ベヴェレン(ステージ8位/総合8位)
「開幕ステージはかなり厳しい内容でした。ナビゲーションは複雑で、路面には石が多かったです。30kmあたりでフロントブレーキが使えなくなり、非常に難しい状況になりました。特にダストが酷いときは前が見えず、ブレーキングの判断も難しくなりました。それでも何台か抜くことができて、後半は通常通りに戻せました。全力は出しました」
スカイラー・ハウズ(ステージ9位/総合9位)
「今日は少しフラストレーションが溜まる一日でした。スタートポジションが良くなくて、序盤はダストに巻かれて視界がほとんどなかったです。そのせいで大きな岩にぶつかって激しく転倒し、ハンドルが曲がってしまいました。それ以降は全力で走るのが難しかったけれど、何とかゴールまで辿り着けました。これからの一週間で巻き返していきます。」
次戦:ステージ2はヤンブからアルウラへ。山岳地帯と岩の迷路が待ち受ける504kmの戦い
ステージ2ではヤンブを発ち、歴史あるオアシス都市アルウラへ向かう。壮大な景観と劇的な岩の地形に囲まれたルートは全長504km、そのうち400kmがタイム計測区間。テクニカルなセクションが増える中、ホンダ勢の反撃に期待がかかる。

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。







