ダカール・ラリー2026【ステージ1】ヤンブ発着524kmのループで、KTMが圧倒的ワン・ツーフィニッシュ

2026年ダカール・ラリーのステージ1(1月4日/ヤンブ)は、Red Bull KTMファクトリーレーシングの完全勝利で幕を開けた。エドガー・カネットがキャリア初のフルステージを制し、プロローグからの2連勝を達成。ダニエル・サンダースが1分2秒差で2位に続き、KTMが開幕から主導権を握った。ルチアーノ・ベナビデスも5位に入り、KTM勢3名がトップ5に名を連ねる好発進となった。

プロローグでの勝利によりスタート順を選択できたカネットは、先頭グループの後方から出走。開始28km地点の第1チェックポイントで最速を記録すると、その後もトップ3を維持。260km地点でペースを一段と上げ、1位に浮上。ミスの少ない安定した走りで最終的にステージ勝利を掴んだ。20歳のスペイン人ライダーは、これでダカール初参戦から2日連続の勝利を飾り、暫定総合首位に立った。

サンダースは、カネットのすぐ背後でステージ全体を走行。前走者のダストの中での走行を強いられたが、確実なパフォーマンスで2位を確保。ディフェンディングチャンピオンとして、安定した立ち上がりを見せた。ホンダ勢ではリッキー・ブラベックが3位、トシャ・シャレイナが4位と好位置につけたが、開幕からのKTM勢の勢いは明白だ。

エドガー・カネット(ステージ1:1位/総合1位)

「ラリーのスタートとして完璧な形で滑り出せて本当に嬉しいです。プロローグを制したことで自信がつきましたし、今日もマシンとの一体感がありました。危険箇所ではしっかり減速しつつ、スピードも保てたので無理せず速く走ることができました。地形も変化に富んでいて、速いセクションからテクニカルな岩場まで色々ありましたが、ナビゲーションも上手くいき、マシンの調子も最高でした。小さなミスが一つあっただけで、全体としては理想的な内容でした。この形でラリーを始められたのは信じられない思いです。」

ダニエル・サンダース(ステージ1:2位/総合2位)

「スタートラインに戻れたことが最高でした。プロローグは予想より速くてテクニカル要素は少なかったけど、無事終えて本戦に集中できました。ステージ1も高速でシンプルなルートでしたが、強風とダスト、砂嵐があって集中力を保つのが大変でした。それでもトラブルなく完走できたのは大きいです。明日以降はもっと岩場の多いコースになるので、自分向きの展開になってくると思います。」

ルチアーノ・ベナビデス(ステージ1:5位/総合5位)

「ついにラリーが本格的に始まりました。スタート時はやはり緊張もありましたが、身体の調子も確認できて、いいリズムで走れました。今日はとにかくスピードのあるステージで、ナビゲーションにも集中が必要でした。いくつか小さなミスはありましたが、大きなタイムロスにはつながらず、リスクも抑えて走れました。初日としては良いスタートですし、自分のペースはしっかり出せているので、これからが楽しみです。」