カタルーニャGP スプリントレース わずか0.041秒差でアレックス・マルケスが優勝 

アレックス・マルケスがスプリント優勝

MotoGP第6戦カタルーニャGPのスプリントレースで、BK8グレシーニ・レーシングMotoGPのアレックス・マルケスがレッドブルKTMファクトリー・レーシングのペドロ・アコスタとの激闘を0.041秒差で制し、史上最も僅差となるティソ・スプリント勝利を飾った。母国スペインで繰り広げられた12周の戦いは最後の最後まで決着が分からない大接戦となった。

3位にはペルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームのファビオ・ディ・ジャンアントニオが入り、勝者からわずか0.4秒差でフィニッシュした。一方、タイトル争いを展開するアプリリア・レーシングのホルヘ・マルティンは序盤に転倒リタイアを喫した。

スタートではポールシッターのアコスタがターン1までの加速勝負を制し、アレックス・マルケスを抑えてホールショットを獲得。しかし後方では波乱が発生した。ディ・ジャンアントニオから軽く接触を受けたブラッド・ビンダーがジョアン・ミルを巻き込み、2台とも転倒。スチュワードはこれをレーシングインシデントと裁定した。

序盤はヨハン・ザルコも好スタートを決め、一時は2番手へ浮上。さらにラウル・フェルナンデスが2周目にマルティンとディ・ジャンアントニオを攻略し、前方争いへ加わった。

しかし3周目、2024年王者マルティンがターン10で転倒。フランスGP勝者にとっては今週末4度目のクラッシュとなり、トップ5争いから姿を消した。

先頭争いではアレックス・マルケスがターン1でアコスタを攻略し、この日初めてトップへ浮上。さらに5周目にはフェルナンデスがターン5でアコスタを抜き2番手へ上がった。

残り5周時点で、アレックス・マルケス、フェルナンデス、アコスタ、ディ・ジャンアントニオの4台が0.4秒差にひしめく超接戦となる。すると残り4周でアコスタがフェルナンデスを再び攻略し2番手を奪還。首位アレックス・マルケスとの差を徐々に縮めていった。

11周目にはディ・ジャンアントニオがターン1でフェルナンデスを交わして3番手へ浮上。ファイナルラップに入る時点でトップ2の差は0.2秒まで縮まっていた。

アコスタは終盤に猛追を見せたが、決定的な仕掛けにはわずかに届かず。最終コーナーでの逆転劇も実現せず、アレックス・マルケスが地元スペインで劇的なスプリント勝利を掴み取った。

3位ディ・ジャンアントニオは首位から0.5秒以内でチェッカー。フェルナンデスは終盤にペースを落とし4位となった。ザルコは好スタートを活かして5位を獲得した。

ドゥカティ・レノボ・チームのフランチェスコ・バニャイアは予選13番手から追い上げ、6位でフィニッシュ。フロントロウスタートのフランコ・モルビデリは7位だった。

トラックハウスMotoGPチームの小椋藍は18番グリッドから追い上げ、8位入賞で2ポイントを獲得。ランキング首位のマルコ・ベッツェッキは苦戦し、大きく順位を上げられなかったが、チームメイトのマルティンとの差を1ポイント拡大して決勝日を迎えることになった。