ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)がオランダ・アッセンで行われたティソ・グランプリ・オブ・ザ・ネザーランズの予選でポールポジションを獲得した。小椋 藍(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)との差はわずか0.011秒。チャンピオンシップリーダーのマルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)がフロントローを締め、ラウル・フェルナンデス(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)はトップタイムをマークしながらもコース外走行によりラップ抹消となり4番グリッドに留まった。アプリリアがMotoGPグリッドのトップ4を独占するのは史上初となる。


Q1:クアルタラロとミルがQ2進出
Q1は混戦模様となったが、残り数分でファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)がトップに立ち、ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)をわずかに上回った。
ディオゴ・モレイラ(プロ・ホンダLCR)はQ2進出圏内に迫っていたが、残り1分30秒のところで転倒。ライダーに怪我はなかったものの黄旗が提示され、ブラジル人ライダーはグリッド13番手が最高となり、連続Q2進出記録に終止符を打った。
セッション終盤、フランコ・モルビデッリ(ペルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム)がトップ争いに加わったが最終的に3番手に落ち着き、クアルタラロとミルの2名がQ2へと駒を進めた。
Q2:アプリリア勢が上位を席巻
今週末ここまで好調を維持していたベッツェッキはQ2開始直後からトップに立ち、ラウル・フェルナンデス、マルティンがこれに続いた。フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が暫定フロントローに浮上して3番手に入ったが、マルティンがすぐに反撃。チームメイトのベッツェッキを0.033秒差で上回り、暫定ポールポジションを奪った。
そこへドラマが訪れた。ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が技術的トラブルに見舞われ戦線を離脱。土曜午前の2セッションでいずれもトラブルに悩まされた形となった。一方、アプリリア勢の上位独占は続いた。
小椋 藍がトップとわずか0.011秒差の2番手に浮上。続いてチームメイトのラウル・フェルナンデスが圧巻のラップを刻み暫定ポールを奪ったかに見えたが、コース外走行によりそのラップは抹消。フェルナンデスは4番手に後退し、マルティンのポールポジション、小椋 藍の2番グリッド、ベッツェッキの3番グリッドが確定した。
グリッド全体の結果
アプリリア勢が独占したトップ4に続き、バニャイアが5番グリッドを獲得。このコースで複数回の優勝経験を持つバニャイアは、ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ペルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム)とマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)の追撃を退けた。マルク・マルケスは7番グリッドから発進し、トラブル発生前にアコスタがマークしていた8番手のすぐ後ろに並ぶ。クアルタラロが第3列を締めくくる9番グリッドとなった。
ミルが10番手、レッドブルKTMテック3のエネア・バスティアニーニが11番手、アレックス・マルケス(BK8グレジーニ・レーシングMotoGP)が12番グリッドとなった。アレックス・マルケスは金曜日の転倒を受けてQ2を欠場し休養に充てていたが、レース出場可能と診断された。
アプリリア・レーシングにとってブルノでの激動を経て、またスーパーファイル・トラックハウスにとっても小椋 藍がダブル表彰台を獲得する一方でフェルナンデスが体調不良に苦しむという対照的な週末を経て、アッセンではRS-GPが力強く最前線に返り咲いた。土曜15時(中欧夏時間)のティソ・スプリント、そして日曜14時のグランプリ本戦でその勢いが続くか注目される。

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。







