オランダGP プラクティス ベッツェッキが首位 ラウル・フェルナンデス2番手、アコスタ3番手

MotoGP第X戦オランダGP(TTサーキット・アッセン)のプラクティスは、マルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)がトップタイムを記録した。ラウル・フェルナンデス(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)が2番手、ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)がセッション終盤の最速ラップで3番手に滑り込んだ。小椋 藍(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)は4番手、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が5番手で続いた。

プラクティス序盤:アッセンでMotoGPが開幕

例年にない猛暑のなか、1時間のプラクティスセッションが始まった。序盤からアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)にアクシデントが発生し、ターン5でゆっくりと転倒した。本人に問題はなく、すぐにマシンに乗り直してコースに戻った。一方、先頭では小椋 藍がチェコGPに続く好調を維持してトップタイムをマーク、チャンピオンシップリーダーのベッツェッキが2番手につけた。

セッションが後半に入ると各ライダーがタイムを更新し始めた。ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が一時トップ10圏内に入り、ディオゴ・モレイラ(プロ・ホンダLCR)、ペドロ・アコスタ、エネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)もいずれも暫定トップ10圏内に位置した。しかしバスティアニーニは、ターン12でフランコ・モルビデッリ(ペルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム)がレーシングラインを塞ぐように低速走行していたことに不満を示した。セッションの正念場を迎えるなか、ベッツェッキは1番手に浮上した。

終盤のアクシデント:アルデゲル、マルティン、アレックス・マルケスが転倒

その後まもなく、フェルミン・アルデゲル(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)がターン11・12付近で転倒し、黄旗が提示された。昨年と同じコーナーでの転倒で、最初は軽微に見えたものの、グラベルトラップを転がり、メディカルセンターへ搬送された。残り10分を切っても順位は流動的で、17番手に沈んでいたフランチェスコ・バニャイアをはじめ、多くのビッグネームがタイムアップを必要としていた。

しかし再び黄旗が振られ、今度はホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)がターン12で高速転倒した。コーナー進入時に路面の凹凸でバランスを崩し、フロントが切れ込んだ。幸い自力で歩いてコースを離れた。続いてアレックス・マルケスがターン11でハイサイドを喫し、残り3分で赤旗が提示された。アレックス・マルケスは自力で歩いて離脱し、骨折もなかったことが確認された。明日のFP2前に改めて状態が確認される予定だ。なお、赤旗時点でアレックス・マルケスは10番手につけており、Q2進出を確定させていた。

最終アタック:金曜日のトップ10

セッションは再開され、それまでトップ10圏外にいたバニャイアとバスティアニーニがQ2圏内に浮上した。しかしベッツェッキには誰も及ばず、金曜の両セッションを制して土曜日に向けて最も注目すべきライダーとなった。ラウル・フェルナンデスは赤旗前の力強いラップで2番手を確保、アコスタはセッション最終ラップでタイムを更新して3番手に入った。小椋 藍が4番手、追い上げたバニャイアが5番手、マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)が6番手となった。ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ペルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム)が7番手でドゥカティ勢の3台連続を形成し、バスティアニーニ、マルティン、アレックス・マルケスが続いた。

Q1進出組:注目選手たち

Q1に回ることになったモルビデッリはトップ10まであと0.026秒差と惜しくも届かなかった。他の注目選手では、プラクティスでホンダ勢最上位となったジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)が12番手、モレイラが13番手。アルデゲルは再出走せず14番手にとどまり、ヤマハ勢最速はクアルタラロで15番手だった。