


AMAプロモトクロス第4戦ハイポイント・ナショナル(ペンシルベニア州マウント・モリス)で、ホンダHRCプログレッシブのハンター・ローレンスが450クラスの両モトを制し、今季2度目の1-1スイープによる総合優勝を果たした。この結果、ハンターはチームメートでもある兄ジェット・ローレンスとのチャンピオンシップ差を2ポイントに縮めた。兄弟は今大会までの全8モトを独占しており、ホールショット6回、そして1ラップを除く全ラップをリードするという圧倒的な支配を続けている。250クラスでは下田 丈が総合3位表彰台を獲得し、チャンピオンシップリーダーとの差を1ポイントまで詰めた。チャンス・ハイマスは13-8の総合9位だった。
450クラスでハンターは両モトでホールショットを奪い、序盤の追撃をかわした後は着実に後続を引き離して圧勝した。ジェットは予選で最速タイムをマークしたものの、モト1では11番手スタートから5ラップ以内に2位へ浮上し、そのまま2位でフィニッシュ。モト2でもハンターに僅差でホールショットを逃したが、終始2位を守り総合2位となった。250クラスでは下田 丈が9番手スタートから追い上げ、終盤に勝負どころのパスを決めてモト1を3位で終了。モト2でもハイマスをかわして4位に入り、総合3位を確定させた。
ハンター・ローレンス
「いつも全力を尽くして臨んでいますが、今週末は基本に立ち返ることを意識しました。それが自分の求めていたことで、フィードバック、一体感、そして信頼感を取り戻すことができました。満足しています。自分とジェットは最初の4ラウンドで2勝ずつ分け合っています。サンダーバレーでの流れを止めたかったんです。あの週末は走りもスピードも勝てるレベルだったのに、普段はしないようなクラッシュを繰り返してしまって本当に悔しかった。残り4ラウンドに向けて新たな目標ができました。努力を止めるつもりはありません。」
ジェット・ローレンス
「今日はハンターに一矢報いられましたが、兄弟で交互に勝ち合うのは本当に楽しいです。足首の痛みはなかったのですが、問題は動かし方で、あまり使えない状態でした。両足をフルに使いたいところですが、今日は腕に頼る部分が多くなって少し難しかったです。それでも少しずつ良くなっています。スムーズに走ること、コースに合わせることを意識しました。今日は本調子ではありませんでしたが、それでも2-2でまとめられました。ハンターの走りが本当に良くて、誰かに引き離されることはめったにないのですが、今日は一日中コース上での感触が良くなかった。ハンターのラインを試してみても、それでも差を広げられてしまって、今日は自分の日じゃないと思ってペースを落としました。このオフウィークエンドにテストをして、少しリラックスして、レッドバドに向けて準備を整えたいと思います。」
下田 丈
「ポイント的には良い週末でした。リーダーとの差を少し縮められたのはポジティブです。ただ正直に言うと、今日は苦しい一日でした。最初の数ラウンド、まだ本来の自分の走りができていないので、もっとペースを上げる必要があります。チームは本当に一生懸命取り組んでくれていて、自分もチャンスも週を追うごとに良くなっています。毎週表彰台に立てるようになりたいです。少しブレイクがあるので、レッドバドに向けてより良い状態で戻ってこられるよう頑張ります。とにかく安定感を保い続けることが大事です。最近はみんな速くなっていて、コースもそれほどテクニカルではなくなっています。しっかりフィジカルを整えて、良いスタートを切れれば大丈夫なはずです。」
チャンス・ハイマス
「今週末は自分にとって良い内容でした。走りの面で正しい方向へ大きな一歩を踏み出せました。モト1はスタートが悪くてうまくいきませんでしたが、モト2ではようやく良いスタートが切れて前方を走ることができました。毎週少しずつ積み上げています。ブレイクを楽しみにしていますし、戻ってきたときが楽しみです。」
ラース・リンドストローム(チームマネージャー)
「今週末は大切な家族の行事があったため、珍しくレースに帯同できませんでした。ライブタイミングやレースデイライブ、中継放送を通じてできる限り細かく状況を把握しようとしました。面白いことに、現場にいると忙しくて聞き逃してしまうような情報が、遠くから見ていると拾えることもあって、それはそれで参考になりました。兄弟がお互いに競い合うレースを見るのは本当に楽しいです。先週末は速さがあったのに結果に結びつかなかったハンターが、今週末に結果で返してくれたことが本当に嬉しい。自分の記憶する限り、450モトクロスでジェットから引き離した選手はこれが初めてで、考えるだけでも信じられないことです。この夏、二人の戦いがどう展開していくか、本当に楽しみです。ジョーがチャンピオンシップでポイントを稼いだことも嬉しかった。一時はリードしているかと思えた場面もありましたが、ポジティブに見れば、本来の走りができていない状態でもチャンピオンシップリーダーとの差を1ポイントまで縮めることができました。チャンスがモト2で良いスタートを切り、前方のペースで走れたことも嬉しかった。彼自身、あの集団の中にいるべき選手だとわかっているはずで、これを弾みにシーズン後半で結果を出してくれることを期待しています。」

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。
