アラゴンGPでピレリがMoto2新フロントタイヤとSCXリアを投入

ピレリは2026年アラゴングランプリに向け、Moto2クラスに新開発のフロントタイヤ「E1089」仕様と、このサーキットでは初登場となるリア用SCXスーパーソフトを持ち込む。E1089はレンジ品のSC1ソフトと同じ構造を持ちながら新コンパウンドを採用したもので、特にブレーキング時の安定性向上を目的として開発された。リアについては2025年大会より柔らかい配分となり、SCXスーパーソフトとSC0ソフトの2種類が用意される。Moto3クラスは前後ともSC1ソフトとSC2ミディアムが割り当てられる。

モーターランド・アラゴンは標高差のある区間、高速コーナー、急激な下り坂でのブレーキングゾーン、長いストレート、突然の方向転換が組み合わさった非常に要求の高いサーキットだ。2024年に路面が再舗装され、比較的研磨性の高いアスファルトが特徴となっている。

ジョルジュ・バルビエ ピレリ モーターサイクルレーシングディレクター 

「アラゴンでは、フロントタイヤの開発作業に関するデータ収集に注力します。Moto2のライダーには新しいフロントソリューションとしてE1089仕様を用意し、レンジ品のSC1ソフトと並行して使用できるようにします。構造は共通ですが、同じソフトファミリーに属する新コンパウンドを採用している点が異なります。この新タイヤは特にブレーキング時の安定性向上を目的として設計されました。アラゴンのようなサーキットでは、コースの特性上ブレーキングゾーンが最も過酷なフェーズのひとつとなるため、この点は特に重要です。」

「レンジ品のSC1を代替オプションとして用意することで、ライダーは2つのソリューションを直接比較できます。これはレースウィークエンドでのパフォーマンス評価だけでなく、自分たちの開発作業を前進させるうえでも有益です。」

「リアについても、昨年のレースと比べて新たな選択肢を用意しました。昨年のMoto2にはソフトコンパウンドの2種類が提供されていましたが、今年はレンジ品のSCXスーパーソフトを導入することにしました。これに新しいレンジ品のSC0ソフトが加わります。1年前の6月、まだE0125開発仕様と呼ばれていた頃のSC0は、レースで全会一致で選ばれました。最近のスーパーバイクラウンドで収集したデータを踏まえると、スーパーソフトソリューションはライダーに対して1ラップだけでなくレース距離全体にわたって改善されたパフォーマンスを提供できるはずです。」