ミシュラン、マレーシアGPのタイヤ割り当てを発表 リアに新ミディアム追加で3スペック体制

MotoGP第19戦ペトロナス・グランプリ・オブ・マレーシアに向け、ミシュランがセパン・インターナショナル・サーキットで使用するタイヤ割り当てを発表した。フロントはソフトとミディアムの2スペック、リアはソフト・ミディアム・ハードの3スペックが提供される。リアには当初サーキットの再舗装を見越して開発された新しいミディアム(シンメトリック構造)が追加されており、今回が初めての実戦投入となる。セパンは路面温度が50℃を超えることもある過酷なコンディションで知られており、タイヤへの熱的・機械的負荷が特に大きいサーキットだ。週末を通じて約20万人の観客が訪れると見込まれている。

2025年のマレーシアGPはアレックス・マルケスが優勝し、レースファステストラップ1分58秒873を記録。フロント・リアともにミシュラン・パワースリック・ソフトを装着し、ペドロ・アコスタ、ジョアン・ミルを抑えてトップチェッカーを受けた。最高速記録はアコスタが342.8km/hを樹立。サーキットラップレコードはフランチェスコ・バニャイアが2024年に記録した1分56秒337が保持している。

ピエロ・タラマッソ(ミシュラン・モータースポーツ 二輪競技マネージャー)

「セパンは自分たちが非常によく知っているサーキットです。グランプリに加えてテストでも定期的に訪れているため、路面特性やタイヤへの要求をしっかり把握しています。今回は当初、サーキットの再舗装計画を踏まえてタイヤ割り当てを準備していました。しかし結局、工事は実施されず、2025年と同じ路面で走ることになります。」

「それでも、本来この路面向けに設計されたわけではない新しいリア・ミディアムをそのまま持ち込むことにしました。パートナーにとっての選択肢を一つ増やすためです。この新スペックは、自分たちがよく知っている2つのソリューションを補完するものになります。昨年のソフトはスプリントでもグランプリでも十分な結果を出してくれましたし、2025年のミディアムは今年のハードとして位置づけています。こうしてリアに3つの異なる特性を持つスペックが揃うことで、ライダーとチームはコンディションや戦略に応じてより細かく選択を絞り込めるようになります。これほど要求の高いサーキットでは、この追加の自由度が大きなアドバンテージになり得ます。マレーシアに戻ってくるのはいつも楽しみです。熱狂的なファンが大勢集まり、雰囲気は格別です。」