
ミシュランは、2026年MotoGP第4戦スペインGPに向けて準備を整えた。タイ、ブラジル、アメリカと続いたシーズン序盤を経て、選手権はヨーロッパへ移動し、伝統のヘレス・サーキット=アンヘル・ニエトで開催される。
アンダルシア地方に位置する同サーキットは1986年に開設され、1987年以降継続して世界選手権を開催してきた歴史ある舞台だ。全長4.423km、13コーナー(左5・右8)で構成されるテクニカルかつツイスティなレイアウトを持ち、600m弱の短いストレートが2本配置されている。チームやミシュランにとって重要なテストコースでもあり、豊富なデータが蓄積された戦略的サーキットとなっている。
毎年多くの観客を集める人気イベントでもあり、前回大会では延べ22万4420人、決勝日だけで10万人以上が来場した。温暖な気候と独特の雰囲気が特徴で、今大会も大観衆の来場が見込まれている。
ミシュランは2026年大会に向け、2025年と同一仕様のタイヤパッケージを採用する。昨年の実績が高く評価されたためであり、フロントのハードコンパウンドのみ未使用だったことからラインアップから外された。
ピエロ・タラマッソ
「チームとともに、カレンダー最初のヨーロッパラウンドとしてヘレスに戻ってこられることを非常にうれしく思います。このラウンドは各陣営の実力を明確に示す重要な一戦となります。このサーキットはチームにとって非常によく知られており、我々のサポートのもとでテストも頻繁に行われています。さらに、毎年のデータ蓄積により、パートナーのニーズに最適化したタイヤ選択が可能となっています。アンダルシアの多くのファンの前で開催されるこのレースは、特有の特徴を持つイベントです。路面の摩耗自体はそれほど厳しくありませんが、フロントとリアの両方に継続的な負荷がかかり、回復の時間がほとんどありません。そのため、2025年と同じコンパウンドを継続しつつ、使用されなかったフロントのハードは除外しました」
ドライ用のMICHELIN Power Slickは、フロント・リアともにソフトとミディアムの2種類を供給する。フロントは左右対称、リアは右側の負荷増加に対応するため非対称構造を採用する。ウェット時にはMICHELIN Power Rainが同様にソフトとミディアムで用意され、こちらも非対称仕様となる。
走行は4月24日金曜のフリー走行1から開始。午後には予選形式セッションが行われ、上位10名がQ2へ直接進出する。土曜はフリー走行2と予選を経て、12周のスプリントレースを実施。決勝は日曜に25周で争われる。
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。