Ponsレーシングは2019年にセテ・ジベルナウをFIM Enel MotoEワールドカップでライダーとして迎えます。ジベルナウは11シーズンを最高峰クラスで戦い年間ランキング2位を2度獲得しています。バレンティーノ・ロッシとの熱いバトルを覚えているファンも多いでしょう。なお、ジベルナウはPonsレーシングで1995年に250ccクラス参戦時に共に戦っており、12月15日で46歳となります。

セテ・ジベルナウ

「完全にリタイアを決意したあとになって、再び世界選手権に参戦することになるなんて思いもしませんでした。でも人生は思いがけないことが起こるもので、10年間レースをしないでいてもこうしてまたレースをすることになっているわけです。今回Ponsで走るようにしつこく説得してくれたSitoには感謝しています。Sitoのような人物に声をかけてもらったんですから、精一杯出来ることをしていきたいと思います。そしてこの新世代の電動バイクで走ること、開発に少しでも役立てることを楽しみにしています。これで自分は2ストローク4ストローク、電動という3つの異なるバイクを乗ることになるんですね。」

シト・ポンス

「MotoEワールドカップが発表された時、すぐさまに参加したいと思いました。電動バイクが将来のモーターサイクルの姿ですし、その一部になれるということは非常に誇らしいことです。セテ・ジベルナウという経験豊富なライダー以外に、このチャレンジに共に参加するライダーは思い浮かびませんでした。彼が何が出来るかわかっていますし、彼のプライドも理解しています。彼がこのプロジェクトに参加すると意思表示してくれて以降、過去に彼がそうであったトップ争いしていたように、彼なら完璧に準備をしてベストを尽くしてくれると確信しています。彼の経験とテクニックは、このカテゴリでも皆が参考とするものでしょう。彼と一緒にこのプロジェクトに挑むことが待ち遠しいですし、新たなチャレンジに立ち向かうのが楽しみです。」

(Source: ponsracing)

(Photo courtesy of ponsracing)