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★MotoGP2018ミシュランタイヤ バレンシアGP決勝レースリリース

ミシュランは、MICHELIN Power Rainタイヤが厳しいコンディションの中で開催されたバレンシアにおいて限界までプッシュされ、グリップとパフォーマンスを発揮し、アンドレア・ドヴィツィオーゾが優勝したのを見届けました。

週末に開催された最終戦での天候は非常に重要な意味合いを持ちました。金曜と土曜に降った激しい雨によって、チームはドライのセットアップを進めることが出来ず、その状態でドライの土曜の予選に挑むこととなりました。

金曜の雨の中ではミシュランのMICHELIN Power Rainタイヤがこのコンディションに対応し、ドライタイムからわずかに8秒落ちという素晴らしいタイムを記録。

土曜の予選ではマーべリック・ビニャーレスがポールポジションを獲得。レース1ではアレックス・リンスがリードします。その後コンディションの悪化によって数名のライダーが転倒。その後運営側は安全のためにレースを赤旗中断します。

少しのディレイの後に雨が弱まり、4,005mのトラックで14周のレースがレース1の順位でリスタートされます。リンスは1位ポジションでレースを開始、レースを再びホールショットでリードします。しかしリンスはポジションを維持できずにドヴィツィオーゾにオーバーテイクされます。

既にチャンピオンシップ2位を決めているドヴィツィオーゾはそのままレースをリード、その後ファステストラップを記録して優勝しました。リンスは2位を獲得。これでリンスはチャンピオンシップ5位を決め、スズキに4連続表彰台をもたらしました。これは1994年以来の快挙となります。

ポル・エスパルガロがMotoGPで初、そしてKTMにとっても2017年の参戦から初となる表彰台3位を獲得。Ducati、スズキ、KTMという表彰台獲得メーカーは、2007年以来ホンダとヤマハが表彰台を獲得しなかったレースとなりました。

これはドライ、レインにかかわらず全てのチームとライダーが使用出来るタイヤを供給するという、ミシュランの目的に合致する結果でした。

雨は熱狂的なバレンシアのファンに似合わないものです。観客数は97,201人を記録。彼らは激しい雨の中で戦った英雄たちを見届けました。

ミケーレ・ピッロは4位、ダニ・ペドロサは最後のレースを5位で終え、同じ週に彼はMotoGP殿堂入りを果たしました。また、ペドロサのポイントによってレプソルホンダはチームタイトルを獲得。これで、ホンダはライダー、コンストラクターズに加えてチームの3冠を達成しました。

中上 貴晶が6位、独立チーム1位を獲得し、ヨハン・ザルコが7位、独立チームタイトルを獲得しています。KTMでの最後のレースとなったブラッドリー・スミスが8位、ステファン・ブラドルは9位、ハフィズ・シャーリンは10位を獲得。

最終手にはハフィズ・シャーリンをわずかに総合ポイントで上回り、フランコ・モルビデッリがルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。独立チームタイトルはAlma Pramac Racingが獲得しています。

激しく濡れたトラックによって全てのライダー達は、再開されたレースでは前後ソフトタイヤで出走。アレックス・リンスのみがミディアムをフロントに使用しました。レース1ではフロントコンパウンドはより別れており、マルク・マルケスのみばミディアムリアを選択していました。

ドライコンディションではライダーたちは様々なコンパウンドを使用しており、もし雨が止んでいれば、5つか6つのコンパウンドが使用されていたでしょう。

ミシュランとMotoGPはバレンシアでこの後2日間のテストを火曜から開始。その後フィールドは来週はスペインのヘレスで2日間を行います。そしてその後2019年3月のカタールでのシーズンスタートに向かって進んでいきます。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「フロントタイヤは非常に良く機能し、ミディアムはレース1で、ソフトはレース2で使用しました。リアは非常に良かったんですが、雨が激しくなった後はトラックコンディションは非常に厳しいものとなりました。タイヤに関しては全く問題はありませんでした。ただ単純にバイクに乗っているのが本当に難しくて、レース1の10周目以降は本当に厳しいコンディションだったんです。」

ミシュラン・モータースポーツ2輪マネージャー:ピエロ・タラマッソ

「今週は降り続いた雨によって非常にチャレンジングなものでした。しかし再びミシュランタイヤの、様々なコンディションで異なるバイクに適合するという性能を証明出来ました。3台の異なるバイクが表彰台を獲得しましたが、金曜の激しい雨の中ではTOP6が異なるバイクでした。そして昨日のドライの予選では6つの異なるメーカーのバイク8台が0.3秒の間にいました。」

「これは我々によって本当に嬉しい結果で、ミシュランが本当に達成したいと願っている結果、誰にとっても最高のタイヤを供給するということなんです。ウェットではトップ選手達はドライタイムからわずかに8秒遅れとなり、トラック表面のグリップの低さを考えると、MICHELIN Power Rainのグリップの高さが伺い知れるでしょう。」

ミシュランは今シーズンいくつもの記録を破り、あらゆるコンディションの中で膨大なデータを収集してきました。これらは将来的な2019年、そしてそれ以降のスリックタイヤとレインタイヤの開発に役立てられます。全てのライダー達、チーム、メーカーに最高のタイヤを供給すべく努力を続けていますが、この努力が終わることはありません。ミシュランは常に改善を続けていきたいんです。

今年もまた全てのミシュランチームにその素晴らしい仕事、MotoGPキャンペーンにおける作業に関して感謝を捧げたいと思います。これから2019年に向かいますが、またエキサイティングなシーズンとなることを願っています。


(Source: michelin)

(Photo courtesy of michelin)

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