2019スーパーバイク世界選手権(SBK)第3戦のレース1が、4月6日にスペインのモーターランド・アラゴンで開催された。Aruba.it Racing – Ducatiチームのアルバロ・バウティスタは、地元開催となるこのレースで優勝し、開幕からの連勝を7に伸ばすとともに、アラゴンで優勝した初のスペイン人ライダーとなった。バウティスタは、ライダーズ・ランキングでもポイント・リーダーとなっている。スーパーポールで今季2度目のポールポジションを獲得すると、タラベラ・デ・ラ・レイナ出身のこの34歳のスペイン人ライダーは、パニガーレV4 Rを駆って他のライバルを圧倒。18周で争われたこのレースで、スタートから一度も首位の座を譲ることなくフィニッシュラインを通過した。
チームメイトのチャズ・デイビスにとっても、今回のレースは素晴らしい復帰戦となった。ウェールズ出身のこの32歳のイギリス人ライダーは、8番グリッドからスタートすると、オープニングラップから2番手争いに加わり、ジョナサン・レイ(カワサキ)、アレックス・ロウズ(ヤマハ)、ユージン・ラバティ(ドゥカティ)らと激しいバトルを展開。見事なオーバーテイクを繰り返して、最終的には3位でチェッカーを受け、今シーズン初の表彰台に登壇した。
アルバロ・バウティスタ
(Aruba.it Racing – Ducatiチーム #19) 1位
「素晴らしいフィーリングで優勝することができた。ホームレースなので嬉しさも倍増する。スペインの大勢のファンの前で勝つことができて本当に嬉しい。スタートから自分のペースで走ることを心掛けた。オープニングラップである程度のアドバンテージを得ることができたので、集中力を切らさないように走行した。後続グループを大きく引き離していたので、常にライディングに集中しながら、コーナリングを含めてレースを本当に楽しむことができた。ここアラゴンで、観戦に来てくれた家族や友人たちの目の前でスペイン人ライダーとして初めて優勝することができて、まさに夢が実現した!」
チャズ・デイビス
(Aruba.it Racing – Ducatiチーム #7) 3位
「今日の結果には本当に満足している。とくにチームやガレージのスタッフには本当に感謝したい。彼らはウインター・シーズンを通して素晴らしい仕事をしてくれた。マシンの熟成が思うように進まない中での作業は簡単ではなかったが、僕たちは常に答えを求めてハードワークを続けてきた。たとえ結果が10位であれ、今回のように表彰台であれ、ベストを尽くしてきた。今日は、ジョニー(ジョナサン・レイ)やアレックス(ロウズ)と素晴らしいバトルを展開して、楽しむことができた。もう少しペースを上げることができたかもしれないが、いずれにしてもグループから抜け出すことはできなかった。レース終盤にはいくつかの問題を抱えていたので、2番手をキープすることができなかったが、今シーズンに表彰台を獲得しているライバルたちと遜色ない走りをすることができた」
(Source: Ducati)
(Photo courtesy of Ducati)