BMW MotorradはコンセプトモデルR18をConcorso d’Eleganza Villa d’Esteにて公開しました。このモデルは過去のRシリーズからのエンジンを彷彿とさせる1,800ccのボクサーエンジンを搭載したロー&ロングなモデル。
このエンジンは今回のコンセプトモデル用に新開発されたもので、外観はBMWが1960年台まで製造していたフラットツインエンジンを模倣したとのことで、外観はクラシカルながら、現在の空油冷テクノロジーを搭載。エンジンブロックとトランスミッションはガラスビードブラスト仕上げのアルミニウム製。駆動方式はクロームメッキのユニバーサルシャフトドライブとなります。
ライト周りもミニマムなデザインとなり、フロントフォークも美しいカバードタイプ、エンジンカバー、フロントブレーキキャリパーにも美しいメッキ加工が施されています。
もともとこのバイクはエンジンが出来るところからスタートしており、昨年12月に日本のカスタムショップCUSTOM WORKS ZONが、横浜ホットロッドショーでDepartedというモデルに搭載して発表。
その後エンジンはテキサス州オースティンのRevival Cyclesに委ねられ、4月にHandbuilt Showにてチタンのトレリスフレームにエンジンを搭載したRevival Birdcageとして発表されます。
そして今回の写真のモデルはスウェーデンのUnique Custom Cyclesによって制作されたものとなり、これに非常に近い形で、将来的にBMWのラインナップに加わるものと予想されます。
こうしたいわばアメリカンと言えるスタイルのモデルはBMWのラインナップには存在しなかったモデルですが、BMWは2016年にK1600をベースとしたバガースタイルのモデルであるK1600Bを発表し、業界を驚かせました。純粋なアメリカンスタイルのバイクであるR18が市販される可能性も十分にあるでしょう。
(Source: BMW)
(Photo courtesy of BMW)