WSBKのラグナ・セカ戦が終わった時点でのポイントスタンディングをお届けする。トップを快走するのはジョナサン・レイ。サンマリノまではバウティスタに先行を許したものの、ドニントン・パークで逆転。そして今回バウティスタが週末を通じてノーポイントに終わる中、57ポイントを積み上げ一気にバウティスタを突き放した。
夏休みが明けると残り4戦。ポルティマオ、マニクール、サンファン・ビリカム、ロサイルとなり、現在433ポイントを獲得しているレイが、残り4戦のレース1、スーパーポールレース、レース2で全て2位、アルヴァロ・バウティスタが全てで優勝したとしても、レイには29ポイント届かない。
(※残り全てのレースで優勝すると合計248ポイント、全てのレースで2位だと196ポイント)
今回の結果を受けてアルヴァロ・バウティスタは「チャンピオンシップは終わった」と語っているが、確かに今後全レースで優勝したところで、レイが2位、3位、4位で着実にポイントを積んでいけば、バウティスタのWSBKデビューイヤーでのタイトル獲得はかなり厳しくなったと言える。さらに残り4戦の中で、バウティスタが近年レースで走行したことがあるのは最終戦のロサイル・インターナショナル・サーキットのみ。バウティスタが悲観的になるのも無理もない話だ。
チャンピオンシップスタンディングに話を戻すと、2位はアルヴァロ・バウティスタ、3位にアレックス・ロウズ、4位マイケル・ファン・デル・マーク、5位ハスラム、6位ラズガトリオグル、7位デイビス、8位サイクス、9位メランドリ、10位コルテセ、11位リナルディ、12位トーレス、13位バズ、14位レイテルベルガー、15位メルカドとなっている。