今年のパイクス・ピーク・インターナショナル・ヒルクライムでは、DucatiのストリートファイターV4プロトタイプで参戦したチャンピオンライダーのカーリン・ダンが事故で亡くなった。これを受けて運営側は、来年以降のバイク部門の開催の是非を検討していたが、来年の関してはバイク部門の開催中止を正式に決定した。

来年以降のバイク部門の開催に関しては詳細は未定だが、公道レースである以上は参加者にとって安全なレースとすることは難しい。転倒発生の可能性が高いエリアにエアフェンス、ネットなどを導入するなどしない限り、今後パイクス・ピーク・インターナショナル・ヒルクライムでのバイク部門の開催は難しいかもしれない。

パイクス・ピーク・インターナショナル・ヒルクライム運営

「今回の大会におけるデータなどを慎重に分析した結果、来年バイク部門の開催中止を決定しました。過去97回の大会が開催されましたが、その中でバイク部門が開催されたのは41回で、パイクス・ピーク・インターナショナル・ヒルクライムは、基本的には車のレース競技という側面があります。これが今回の決定の理由ではありますが、バイク部門のレース開催によって、参加者の負傷、そして重大事故が増えたという側面もあります。」

「過去29年間バイク部門もパイクス・ピーク・インターナショナル・ヒルクライムの一部でありましたが、開催当初の1916年と同様のイベントに立ち戻るということとなります。バイク部門のレースは97年の歴史の中で41回開催されましたが、今はレースをあらゆる角度から検証する時期で、バイク部門のレースも含めて、どのような変更を加えるか否かを決定する事が必要です。」

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(Source: Pikes Peak International Hill Climb)