2019 MotoGP第13戦のサンマリノGPが、9月15日にミザノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催された。2列目からスタートしたアンドレア・ドヴィツィオーゾは、9周目にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)とフランコ・モルビデリ(ヤマハ)に追いつき、イタリア人ライダー同士で4番手争いを展開するが、オーバーテイクには至らず6位でフィニッシュした。

チームメイトのダニーロ・ペトルッチは、6列目からのスタート。16周目には11番手までポジションを上げ、その後このレースにワイルドカード参戦したドゥカティ・テストチームのミケーレ・ピッロがクラッシュしたことにより、10位でチェッカーを受けた。

ピッロは、レース序盤でペトルッチをパスして10番手に浮上するが、21周目にクラッシュを喫してリタイアとなった。

第13戦終了時点で、ドヴィツィオーゾは、ポイントリーダーのマルク・マルケス(ホンダ)と93ポイント差でライダーズ・ランキング2位をキープしている。ペトルッチは、アレックス・リンス(スズキ)に2ポイントの差をつけてランキング3位に復帰した。

ドゥカティは、マニュファクチャラーズ・ランキングでは2位を、チーム・ランキングでは首位を引き続きキープしている。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

(ドゥカティ・チーム #04) 6位
「予想通り、難しいレースになった。グリップ、とくにフロントのグリップ不足に苦しめられ、ハードにプッシュすることが難しかった。6位という結果は残念だ。ロッシとモルビデリに追いついて4番手争いに加わったとき、ミスを犯さずにオーバーテイクを仕掛けられる状況ではなかった。金曜日のセッションでは、上位のライダーと大きな差があったことを考えると、レースまでに状況を大きく改善することができた。この点に関しては満足している」

ダニーロ・ペトルッチ

(ドゥカティ・チーム #09) 10位
「非常に困難なレースになった。昨日の予選では良い結果を出すことができなかったので、今日は必至で挽回するしかなかった。ベストを尽くしたが、グリップが不足していて、速く走ることができなかった。最終的には10位でフィニッシュした。唯一のポジティブな結果は、リンスを抜いて、再びライダーズ・ランキング3位に復帰できたことだ」

ミケーレ・ピッロ

(ドゥカティ・テストチーム #51) リタイア
「スタート後にいくつかのコーナーで苦戦したが、体制を立て直すことに成功した。ダニーロよりもペースが速かったので、彼をオーバーテイクした。他のライダーと同じペースで走ろうとしたが、残り6周のターン14でフロントのグリップを失ってクラッシュしてしまった。大きなクラッシュではなかったので、マシンにほとんどダメージはなかったが、モトクロスバイクでトレーニングしていたときに負傷した足を痛めてしまい、レースに復帰することができなかった。ムジェロと同じように、再び10位以内でフィニッシュできると思っていたので残念だ」

(Source: Ducati)

(Photo courtesy of Ducati)