年間レース数増加に伴い、テスト回数減少の方向に進むMotoGP

MotoGPは2020年から年間20戦となるが、これによりテスト期間が短縮され、2020年シーズンについてはシーズン途中の8月に行われるブルノテストがカレンダーから削除される。

2021年にはインドネシア、2022年にはブラジルがカレンダーに加わるとされており、そうなるとさらにテスト期間が削られてレース数が増えていくこととなる。なお、例年は最終戦の翌日から行われてきたバレンシアテスト、そしてカタールのウインターテストについては2021年シーズンから削除となる。

つまり2020年シーズンから2021年シーズンの間にオフィシャルライダーが参加出来るテストは、11月のヘレス、そして2月のセパンのみということになる。

常々ライダーからは年間20戦で限界に近いと言われている年間のレース開催数だが、運営側のドルナとしては開催数が多ければ多いほど興行収入に繋がるわけで、年間のレース数はいずれ22戦にまで膨らむ可能性が高い。

レース数が増えれば増えるほどオフィシャルライダーのテストが出来ず、参戦メーカーにとってはテストチームの拡充、テスト体制の構築が重要になり、輸送コスト、マシンの消耗も激しくなることからコスト増となる。

MotoGPはシングルタイヤ、シングルECUなどコスト減を目指してルール変更を進めていたはずだが、年間レース数の拡大はこうした流れに逆行しているとも言えるだろう。

2020年テストスケジュール

11/19〜20 バレンシアテスト(オフィシャルテスト)
11/25〜26 ヘレステスト(プライベートテスト)
2/2〜2/4  セパンテスト(シェイクダウン)
2/7〜2/9  セパンテスト(オフィシャルテスト)
2/22〜2/24 カタールテスト(オフィシャルテスト)
5/4    ヘレステスト(オフィシャルテスト)
6/8    バレンシアテスト(オフィシャルテスト)
6/15〜6/16 フィンランドテスト(ミシュランタイヤテスト)
9/15〜9/16 ミサノテスト(プライベートテスト)

(Photo courtesy of michelin)