ダカール・ラリー2020においてライダー達はいくつかの新しいチャレンジにさらされることとなった。ステージ2ではプレカラード・ロードブックが初めて採用され、ステージのSS区間走行開始の25分前にロードブックが各ライダーに手渡されている。ステージ2はダカール・ラリー前半における初めてのマラソンステージとなり、ライダー達はステージ終了後に10分のみバイクの整備が許可された。

この日367kmのSS区間に5人目にエントリーしたサム・サンダーランドはアドバンテージを最大化し、スタートから激しくプッシュ。2019年FIMクロスカントリーラリー・世界選手権でタイトルを獲得した彼は、ステージ2番手タイムを記録してステージ優勝。総合順位おいて、サンダーランドは2位以下に1分以上のリードを築いた。

サム・サンダーランド(ステージ2:2位/総合:1位)

「とてもタフで長く感じました。高速セクション、低速でテクニカルなセクションまで幅広い路面がありました。峡谷の付近では何本もの走行ラインがあったため、ナビゲーショにおいて大きなチャレンジとなりました。いくつかミスをしたんですが、皆が同様のミスをしていたと思います。全体的には安定したリズムで走行することを心がけていました。」

ステージ2で3番目にスタートしたマティアス・ウォークナーは技術が要求されるステージを注意深く走行した。ステージを8位で終えた現在、総合で4位としている。

マティアス・ウォークナー(ステージ2:8位/総合:4位)

「今日は良い走行が出来ました。ナビゲーションがタフなステージでしたけど、序盤からプッシュして45km地点でトビーに追いつくことが出来ました。その後は4人のライダーでゴールまで共に走行しました。集団で走行すると、ソフトサンドの下に隠れている岩や石が、砂塵で見えにくくなるので難しさはありましたけどね。明日に向けて準備は万端です。」
マティアス・ウォークナー
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(Source: KTM)

(Photo courtesy of KTM)