シェイクダウンでサヴァドーリ、オフィシャルテストでスミスを起用
ヨーロピアンスーパーストックチャンピオンであり、FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)でも活躍し、MotoEワールドカップでも戦ったロレンソ・サヴァドーリは、2月2日から4日かけて開催されるセパンのシェイクダウンテストでRS-GPを操縦する。
これはドーピング疑惑のアンドレア・イアンノーネの公聴会が2月4日に開催されるため、7日からのオフィシャルテストに参加出来ない可能性が高く、その代役をブラッドリー・スミスが勤めることを受けての決定だ。
アプリリアはセパンテストで2020年型の完全新型となるRS-GPを披露する予定だが、アンドレア・イアンノーネの公聴会の行方が定かではないため、本来テストライダーのスミスがイアンノーネの代わりに2020年型をテスト、スミスの代わりにサヴァドーリがシェイクダウンテストに参加することとなる。
アンドレア・イアンノーネの無実を信じている
アプリリアレーシングCEO マッシモ・リヴォラ
「正直なところ、アンドレア・イアンノーネが何らかの罰則を受けないとしたら妙でしょうね。FIMはWADA(世界アンチ・ドーピング機関)の規定に従う必要があるわけですから。そしてもし、彼が1年、2年の資格停止となった場合、アプリリアとの関係は終わりです。」
「しかし、厳重注意もしくは資格停止3ヶ月程度であったとしたら、彼の無実が証明されると言えるでしょう。多くがイアンノーネがドーピングをしていても不思議ではないと言っていましたが、私は昨年の初回テストで彼の体重を図った時に言ったんです。”アレイシ・エスパルガロは10kg近く軽いぞ。食事と運動を変えてウェイトを落とせ”とね。」
「彼は7月までに体重を6.5kg近く落としてきたんです。体重を落とす必要があるのにステロイドなんてやらないでしょう?私は彼の無実を信じていますよ。」
(Source: Aprilia)
(Photo courtesy of Aprilia)