シーズン開幕前に2021年、2022年にヤマハとファクトリー契約を結んだことを発表したファビオ・クアルタラロだが、2020年は昨年の後半のようなパフォーマンスを安定して発揮することを目指している。練習走行から決勝を見据て作業を進めるというのは、マルク・マルケス然り、アンドレア・ドヴィツィオーゾ然り、年間ランキング上位2位の二人が常に行っていることだ。
レース運びは当然ながら、レースを見据えた作業を金曜から進めていくこと、予選結果を改善すること、スタートを改善することで、開幕戦から表彰台争いする姿を見せて欲しい。
ヤマハが信頼してくれていることがわかった
ファビオ・クアルタラロ
「昨年12月終わり頃から、ヤマハが自分とこの先もやっていきたいという気持ちを強く感じました。自分のことが必要なんだというヤマハの考えが伝わったんです。バイクの改善も進んでいますし、彼らも将来を見据えて動いています。いくつかオファーがある中で考えていましたが、今年すでにファクトリーバイクを用意してくれるということもそうですし、ヤマハが自分のことを信頼していることがわかったんです。」
「それにデビューからヤマハのバイクに関してはよく理解していますし快適に感じています。4年間同じブランドで走るということはポジティブですし、ヤマハが最良の選択でした。これから3年間何を目指していくか明確になりましたし、そのおかげでプレッシャーも感じません。2019年はTOP10、TOP8を獲得して、ルーキーオブ・ザ・イヤーが目標でしたけど、今年の目標は全く異なります。」
「今年タイトルを狙うとは言いませんが、昨年のようにトップ争いをしていきたいと思います。フロントローで常にスタート出来るように予選を改善する必要がありますし、練習走行ではレースで最高の結果を得るための作業を行うことが必要でしょう。」
(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of michelin)