アンドレア・イアンノーネのセパンテスト不参加が確定

2月4日に行われたアンドレア・イアンノーネの公聴会の結果、ドーピング疑惑は晴れず、これによってアンドレア・イアンノーネは7日からのセパンテストに参加出来ないということが確定した。

アンドレア・イアンノーネは、昨年のマレーシアGPにおけるアンチ・ドーピングテストにおいて尿からステロイド(ドロスタノロン)が検出されたことで資格の停止処分を受けており、その後提出した尿のBサンプルも陽性反応となったことから、公聴会においてドーピングに関して疑惑を晴らすチャンスを与えられていた。

イアンノーネの弁護側は、アジア市場で流通しているステロイド汚染された肉(成長を早めるためなど)を口にしたものであるとしており、そもそも体を絞る必要があるライダーがプロテインを摂取するのはおかしいと主張していた。弁護側は合わせてトリノにあるアンチ・ドーピング研究所においてテストされた毛髪サンプルを提出。この検査結果によると、ステロイドを使用していた証拠は発見されていない。

カタールテストに参加出来るかどうかも不明

国際規律法廷(CDI)が最終的な結果を明らかにするまで10日かかり、イアンノーネの暫定的な資格停止は継続するため、アンドレア・イアンノーネはセパンテストへの参加が出来ない。次回の開幕前最後のテストとなるカタールテストは2月22日からとなるため、イアンノーネの疑惑が晴れたとしても開幕前に完全新型となるRS-GPをテスト出来るのは、わずか3日間ということになる。

FIMの発表

「2019年11月3日にマレーシアGPで行われたドーピングテストにおいて、アンドレア・イアンノーネの尿からステロイドの陽性反応が検出されました。これにより同選手の資格は12月17日から凍結されています。アンドレア・イアンノーネはBサンプルのテストを依頼しましたが、こちらもAサンプル同様にポジティブとなり、2月4日に国際規律法廷(CDI)がFIMの本拠地であるスイスにおいて開催されました。」

「国際規律法廷(CDI)には3人の裁判官が出席し、イアンノーネの主張をヒアリングしました。しかしながら、国際規律法廷(CDI)が決定を下すまで、アンドレア・イアンノーネの資格停止処分、あらゆるモーターサイクルレーシング活動への参加、関連する活動への参加への禁止は引き続き継続されます。現状発表出来る内容は以上です。」

(Photo courtesy of michelin)