3日間でファステストタイムを記録したファビオ・クアルタラロだが、今回は良い走りが出来たとは言え、ロングラップにおけるペースに関しては引き続き課題だと考えているという。予選では圧倒的な速さが自慢の彼のレースペース改善が進めば、開幕戦から表彰台争いに加わってくることは間違いないだろう。

全体のペースに関して作業を進めたい

ファビオ・クアルタラロ

ファビオ・クアルタラロ
「今朝良いタイムを記録していますけど、リズムを発揮するのが難しい1日でした。まだ作業の仕方に関して色々と検討している状態で、より良い形を見つける必要があります。非常に暑い中で12周連続して走行しましたが、まだまだこれから走り込む必要があります。いずれにしても2020年型で最初のテストが出来たことが嬉しいですね。

「ロングラップのペース自体も58秒後半から59秒前半ですから悪くはないんです。トラックコンディションは路面55℃という状況ですから、誰も走行していませんでしたね。他のヤマハと比較してもスピードを発揮出来ていたと思います。カタールではさらに前進していきたいですね。」

今はゴールが少し変わって、1周のタイムではなく全体のペースに関して作業を進めたいと思っているんです。今回のテストでは良いペースで走行出来ていましたけど、通常は良いペースを発揮することは苦手な分野ですから作業を進める必要があります。」
ファビオ・クアルタラロ
(Source: sicracingteam)

(Photo courtesy of sicracingteam)