右肩の手術の回復具合が思わしくない状態でテストに参加したマルク・マルケスは、肩の具合が原因による転倒を喫した。さらに、右肩をかばいながらのライディングのため左手に力が入ってしまい、それによってバイクのハンドリングの正しい評価が出来ない状態だ。クラッチローによると2020年型RC213Vは2019年型より曲がらなくなったというが、バイクのハンドリング、マルクの肩は開幕戦までに良い方向性に進むだろうか。

マルク・マルケス

望む形でライディング出来ていない

マルク・マルケス

「今朝リズムは非常に良くて今日1日を良い形で終えることが出来ました。今日はターン15で既にコーナリングを開始した後に転倒してしまったんですが、バイクの問題ではなく力が入らなくなっての転倒でした。テストの中でこうした限界を迎えるのは悪いことではありません。今日は昨日よりも速いペースで47周走行していましたが、色々なパーツを試すことも出来ています。」

「他のメーカーも改善を続けていますから作業が必要です。ただ全体的なリズムは悪くないんですよ。カルは昨日からフロントエンドのフィーリングに関して作業を行っていますが、自分はこれに関して正しいコメントは出来ません。今のところ望む形でライディング出来ていませんし、左手ばかりでプッシュしている状況で、そのせいでより切れ込むように感じているんです。いずれにしてもカタールではフィジカルコンディションを改善してライディングしたいと思います。」
マルク・マルケス
(Source: HRC)

(Photo courtesy of HRC)