METZELER(メッツラー) 公道レースの経験を反映したSPORTEC M9 RRを発売

METZELER(メッツラー)は公道ロードレースからの経験をフィードバックし、予測不可能なウェットコンディション、凹凸路面での高いグリップ性能、ハンドリング性能を持ったタイヤの開発に挑んでいる。新たに登場するSPORTEC™ M9 RRは、高い評価を得たSPORTEC™ M7 RRの後継タイヤとなる。

「日々どの天候でもスポーティなライディングを行う」というコンセプトで、スーパースポーツ、ネイキッドなどのライダー向けにデザインされたタイヤだ。



SPORTEC™ M9 RRは、METZELER SPORTEC™のスーパースポーツ技術とMETZELER RACETEC™ RR のロードレース技術を統合して誕生した。最も有名な公道ロードレースであるマン島TTで、2019年に優勝を掴んだタイヤがMETZELER RACETEC™ RR スリックであり、その点からもこのタイヤのパフォーマンスが伺い知れるだろう。

METZELER(メッツラー)は古くから公道ロードレースを実験室として使用し、タイヤのピークパフォーマンスと順応性を確認してきた。これは公道ロードレースでは幅広い動作温度域に適応する必要があること、様々な路面状況に最大限のタイヤパフォーマンスが必要であることが公道向けのタイヤ開発に最適であるためだ。これはSPORTEC™ M9 RRのスローガンである「RIDE THE UNEXPECTED(予想外を走れ)」に現れていると言えるだろう。

SPORTEC™ M9 RRの特徴及びメリット

・デュアルコンパウンドによるハイグリップ。フロント及びリアにフルシリカ採用。コンパウンドはタイヤパターンのセンターと共に働き、トラクションと直進の安定性を実現します。ショルダーのスリック部は様々な路面上でハイグリップとフルリーン時のグリップ(横推力lateral thrust)を提供します。
・革新的な構造により、タイヤの使用による応答性を向上する優れたハンドリング。低速度の乗り心地とライディングプレジャー。高速域の精度と反応性を提供します。
・フルシリカコンパウンドと構造による優れたウェットグリップ。濡れた路面及び冷えた路面上でも早いウォームアップを実現します。

タイヤコンパウンド

SPORTEC™ M9 RRのフロント及びリアのショルダーはレインレース技術から派生したフルシリカコンパウンドを採用しています。 高温度の挙動を安定させるために選択されています。センターは新フォーミュラのフルシリカコンパウンドを採用しています。

リアのコンパウンドはキャップ&ベース構造です。ショルダーのソフトコンパウンドがセンターの固めのコンパウンドの上に配置されます。これにより、コーナリング中にグリップがあり、安定的なパフォーマンスと熱バランスが実現します。センターの固めのコンパウンドは幅約50㎜あり、タイヤ総幅の25%になります。これにより、タイヤの寿命は向上されます。SPORTEC M7™ RR に比べ、センターコンパウンドのシリカ量が24%増加しました。

フロントタイヤはリアと同じコンパウンドを採用し、一貫性ある応答性とリアとのパーフェクトな組み合わせを実現します。フロントのセンターコンパウンドはタイヤ総幅の約33%になります。

ウォームアップを向上するため、フルシリカコンパウンドを利用しています。様々な路面状況の機械的なグリップとウェットでのケミカルグリップによりどのような天候でも一般道におけるメリットになります。

METZELERの素材技術の経験に基づき、この革新的な技術の鍵はCCM(コンパウンド継続的配合)によります。特許取得済みの専用配合方法であり、ポリマー配合の分散及び均一性を最大限にします。使用しているレジンとシリカにより、最終のフォーミュラは、幅広い温度(シーズンスタートの低温度から真夏サーキットの最高気温)で安定する挙動を提供します。

タイヤパターン

SPORTEC™ラインのタイヤパターンの特徴はパイ(π)です。見た目だけではなく、機能性もあります。

πの溝によりトレッドの動きを制御します。結果として低温度でもウォームアップの時間を向上します。またウェット時の排水量を最大化します。

SPORTEC™ M9 RRはロードレース用に開発されたRACETEC™ RRのセンター「クロー(爪)」溝の技術を受け継いでいます。この技術は最近マン島(Isle of Man Tourist Trophy)及びノースウエスト200(North West 200)での優勝によりその優位性が証明されています。センターのタイヤパターンデザインにより直進時の方向安定性に貢献し、不利な天候時の排水性に適応します。

タイヤパターンはリーン30度まで優れた排水性を提供します。30度以上はレースレプリカタイヤのヴォイド・フィル率(void/fill ratio)に近づきます。フルリーン時のサポートと横推力を向上するため、SPORTEC™ M9 RRのショルダーは前モデルに比べよりスリックライクです。フルリーン時には排水性の必要性を最小限とみなしています。

タイヤ構造

METZELERのエンジニアはSPORTEC™ M9 RRをレーヨン素材で構造を設計し、その結果、前モデルより6%剛性が上がりました。特徴として、密度が下がりゴムコンパウンド量が増加ししたため、ダンパー性によるライディングフィーリングが向上されます。早めのペースで走ると時にこの構造のメリットを体感できます。高い推進力、リニアな応答性と方向性の正確さを感じることが出来ます。

タイヤレンジ

AxleSizeAvailability
Front110/70 R 17 M/C 54H TLQ3 2020 日本は2021年から
110/70 ZR 17 M/C 54W TL
120/70 ZR 17 M/C (58W) TL
Rear140/70 R 17 M/C 66H TLQ3 2020 日本は2021年から
150/60 R 17 M/C 66H TLQ3 2020 日本は2021年から
150/60 ZR 17 M/C 66W TL
160/60 ZR 17 M/C (69W) TL
180/55 ZR 17 M/C (73W) TL
180/60 ZR 17 M/C (75W) TL
190/50 ZR 17 M/C (73W) TL
190/55 ZR 17 M/C (75W) TL
200/55 ZR 17 M/C (78W) TL

(Source: Pirelli)

(Photo courtesy of Pirelli)