肩の怪我がシーズン開始前に完治しないことが明白だったマルク・マルケスだが、結果的にシーズン開始が遅れていることで肩の怪我の回復に十分すぎる時間を確保出来ている。こうしたシーズンオフの時点で、チーム側から「彼なら間違いなく優勝争いが出来た」という力強いコメントをもらうことは、選手にとって大きなモチベーションになるのは想像に難くない。

カタールでマルクは7割の体調でレースに挑んだろうが、優勝争いは出来た

アルベルト・プーチ

「もしマルクが今年のカタールに参戦していたら、彼の肩は100%ではありませんでした。このウイルスによる長期間の休みは彼にとってプラスに働いています。ただ、もちろん誰もがこの状況には満足していません。マルクにしても、カタールでレースをスタート出来ていたほうが良かったでしょう。」
マルク・マルケス
彼は7割くらいの体調でレースに挑むことになったでしょうが、そうであったとしても彼は優勝争いが出来たと思います。多くの人間がマルクはカタールでは100%の体調ではなかったと思っていて、それ自体は正しいでしょう。しかしそれで彼が優勝争いが出来ていなかったと考えるのは、彼の実力を侮りすぎでしょう。」

「当然ながら優勝するのは苦しんだであろうことは間違いないでしょうが、間違いなく優勝争いに参加したでしょう。彼はそれだけ特別な選手なんです。」

(Source: HRC)

(Photo courtesy of michelin)