長期間カタールにあった各チームのパーツが欧州に到着
各国で渡航制限が始まる前に開催されたカタールGPだが、その後各国の渡航制限が厳しくなったことでMotoGPの物流は大混乱となった。カタールでテストを行った各チームの荷物は長期間カタールに残っていたが、チームとDHLが作業を続け、ようやくMotoGPチームの荷物はヨーロッパに到着した。
通常であればカタールGPが終了した後、荷物はパッキングされて次のラウンド開催地へと発送される。平時であればこうした航空便の荷物は、目的地へと数日で到着する。今回はカタール航空の協力の元、自動で気温や湿度を調整してくれるスペースが、ハマド国際空港内で提供されていた。
ドーハからスペインへの輸送は非常に混雑しており、ドルナスポーツはカタール航空と作業にあたり、5回分のフライトの輸送を確保。荷物の返却は4月1日から始まり、8日に2回目、10日に3回目の輸送が完了。12日に4回目の輸送、最後の荷物がスペインのサラゴサに到着22日だった。
すべての荷物がヨーロッパに到着した後、これらの荷物はカタルーニャにある施設に収容される。収容期間は次のレースが正式に決定するまでだが、チームからのリクエストがあった場合、これらの荷物は各チームに送信され保管されることとなる。
(Photo courtesy of michelin)