KTMとアプリリア 2020年6月29日までエンジン開発が可能

グランプリコミッションは4月30日、5月7日とミーティングを行い、エンジンのホモロゲーション取得に関するレギュレーションをアップデートした。これにより、現在のコンセッション適用メーカーであるKTMとアプリリアは、既存のエンジンに関するレギュレーション適用を受けずに、エンジン開発が可能となった。

既存レギュレーションでは、「2020年については2020年シーズンにホモロゲーションを取得したいかなるパーツのアップグレードも認められない。これはコンセッション適用の有無に関係なく全メーカーが対象となる。」となっており、KTM、アプリリアもエンジンのホモロゲーションを今年のカタールGP時点のスペックで取得し、2020年内の新規開発は出来ないことになっていた。

新しいレギュレーションでは「KTMとアプリリアは、エンジンスペックの決定〜ホモロゲーション取得のためのサンプルエンジンを、6月29日までにテクニカルディレクターに提出すれば良い。」となり、6月29日まではKTM、アプリリアはエンジンの開発を継続出来るということになった。

ブラッドリー・スミス
ブラッドリー・スミス

アプリリアは2020年にエンジン開発が出来ないことを不服として、今年4月にアップデートされたレギュレーションの変更を訴えていたが、結果的にはこれが認められた形だ。とは言え、6月29日までに満足いく開発を行えるか、実走テストがまともに出来るかは別問題だろう。

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(Photo courtesy of michelin)