Ducatiはアンドレア・ドヴィツィオーゾとの契約更新を望んでいるが、契約金額の面でドヴィツィオーゾと合意に至っていない。ドヴィツィオーゾのマネージャーによると、不利な条件で契約を締結するよりは、2021年シーズンへの参戦を取りやめることも視野に入れているという。そこでDucatiは、ドヴィツィオーゾの元チームメイトであるホルへ・ロレンソに声をかけているというのだ。

ロレンソは現時点でヤマハのテストライダーだが、新型コロナウイルスの影響で、今シーズンに関してワイルドカード参戦は難しくなっており、テストライダーとしての仕事も、どの程度可能なのか読めない状況だ。

ホルへ・ロレンソはSNS上においてDucatiとマネージャーが交渉を行っていることを明らかにしているが、Ducatiの後に移籍したレプソルホンダでは思うような成績を残すことが出来ず、本人としてもキャリア未消化の形で引退せざるを得なかったと言える。

両者にとって他に現実的な選択肢が無い以上、ドヴィツィオーゾとDucatiの交渉が決裂する可能性は低いが、仮にホルへ・ロレンソがDucatiで現役復帰するとしたら。。全世界のファンが期待して見守ることになるだろう。

(Photo courtesy of Ducati)