Ducatiファクトリーチームで実に5年間に渡りレースに参戦したニッキー・ヘイデン選手に対して、Ducati、そしてDucatiのファクトリーライダー達が、哀悼の意を表しています。

現在Ducatiチームはバルセロナ郊外のモントメロ・サーキットで2日間のプラベートテストに参加しています。昨日午後に先週水曜日の自転車でのトレーニング中の事故が原因で亡くなった、元MotoGPライダーであるニッキー・ヘイデンに向けて各ライダー達が哀悼の意を表しています。

35歳のアメリカ人ライダーであるヘイデンは、2006年にMotoGPのタイトルを獲得し、Ducatiチームで2009年から2013年の5年間に渡りレースに参加しました。彼はパドックでも非常に人気のあるライダーで、彼の逝去はライダー達、そして元チームメイト達に大きな衝撃でした。

アンドレア・ドヴィツィオーゾは2013年にニッキーとチームメイトであった事があります。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「ニッキーの事を知ったのは2003年で、彼がアメリカから世界選手権にデビューした年でした。彼はオープンマインドで、好感のもてるレイドバックした人物でした。彼は誰とでもフレンドリーで、大いなるバイク好きで素晴らしい記録を達成しました。長年彼はDucatiに乗りましたが、皆と心を通わせていました。自分は彼と同じチームでライディングしたのは、2013年の1年間だけですが、彼は最高のチームメイトでしたし、素晴らしい思い出があります。皆彼の事が大好きでした。本当に寂しくなります。」

ホルへ・ロレンソは、MotoGPでニッキーと8年間の長きに渡り、彼がワールドスーパーバイクに転向する2015年まで戦いました。

ホルへ・ロレンソ

「本当に悲しいニュースです。非常に厳しい状況だとはわかっていましたが、ただこういう事が起きてしまうと、本当に打ちのめされてしまうんです。彼のご家族とご友人に心からのお悔やみを申し上げます。彼はパドックの誰からも愛され、快活で、多くのエネルギーと素晴らしい感覚の持ち主でした。」

ケーシー・ストーナーはニッキーとは2009年と2010年に渡りチームメイトとしてシーズンを過ごしました。

ケーシー・ストーナー

「ニッキーの事はチームメイトになる前から知っていて、自分が125ccや250ccを走っている時でも、時間を取って話をしてくれました。彼はいつでも喜んで時間を裂いてくれましたし、最高のチームメイトでもありました。彼にとってタフな時でも彼はけしてあのスマイルを絶やさず、僕達は本当に彼の事を恋しく思います。彼の事を悪くいう人なんていませんでしたし、彼の常にレースに打ち込んでいて、家族とも本当に仲が良かった。彼のキャラクターを良く表していると思います。」

DucatiチームとDucatiとDucatiコルセの従業員、 またDucatiの全ての関係企業とスポンサーは、ニッキーのご家族とご友人のこの辛い時に、心からのお悔やみを申し上げます。

<Ducati プレスリリース>

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