先週はロッシ選手がモトクロスでトレーニング中に怪我、今週はマックス・ビアッジが自分のMoto3チームの選手達とスーパーモタードでトレーニング中に怪我をしました。ビアッジは既に現役を引退していますが、「なぜ選手達は怪我に繋がる転倒をするほど限界まで攻め込んだ練習をするのか?」ということについて、イタリアGPの木曜プレスカンファレンスでドヴィツィオーゾ選手がわかりやすく説明していましたので改めてご紹介します。
アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「こうして誰かが怪我をすると、他のスポーツをすることでのリスクという話が常に出てきます。ただ、自分はそういう話には100%賛同出来ません。誰もが最高の形でトレーニングを行うという事が必要なんです。自分達は常に(※MotoGPバイクという)限界と共にいるのだということを忘れてはいけません。こうした限界を手中に収めてコントロールするために、そうした状況でトレーニングをする必要があるんです。ただMotoGPバイクに乗ってトレーニングに時間を使う事は出来ませんから、他のスポーツで似たような状況でトレーニング出来る方法を見つける必要があるんです。」
「モトクロスに集中して取り組んでいるライダーもいますし、その他のスポーツをしているライダーもいます。いろいろなスポーツをすること、楽しむ事が重要だと思いますが、スマートにこれをやる必要があります。誰もがリスクを取っているんです。家にこもってジムトレーニングだけをしてレースに挑むというのでは駄目なんです。」
(Photo courtesy of michelin)