今週末は戦闘力を発揮しているドヴィツィオーゾ。もともとDucatiと相性が良いトラックという側面はあるが、ブルノで苦戦したブレーキングの改善が進んでいること、ストレートからのブレーキングが多いこともプラスになっているようだ。なお、契約交渉についてはダヴィデ・タルドッツィに決定権があるわけではないと語る。
アンドレア・ドヴィツィオーゾ

今回は優勝争いのチャンスがある

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「このトラックはDucatiに合っているのでスピードを発揮出来ているという側面はあります。ブルノからデータを分析してセットアップ、それからブレーキングのアプローチを変えています。これによってブレーキングで失っていたフィーリングを取り戻せているんです。」

「ブレーキングでアグレッシブすぎるとフロントがロックしたり、既に限界の状態のリアがスライドします。いろいろな問題が出てくるわけですが、基本的にこれらは新しいリアタイヤに起因するものです。昨年と同じタイヤを使用していたらこの問題は発生していません。」

「それにここでのブレーキングはストレートからのブレーキが多いですから、それも助けになっているでしょう。現時点ではこのトラックで優勝争いが出来ると言えそうです。しかしあくまでもFP1だけの話ですからね。ドライセッションがもう1つあれば、顔ぶれは変わってくるはずです。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「このトラックで昨年よりもライバルのストレートが速くなっていると感じます。過去のように2名、3名のライダーが優勝候補というレースではなくなったと言えます。いずれにしても今回はチャンスがあることは間違いありませんけどね。」

「ダヴィデ・タルドッツィが自分の将来を決定するような言われ方をしていますが、実際そうではありません。基本的にいろんなことを彼が決定しているんですが、ライダーラインナップについては彼が決定権を持っていることではありません。」

(Source: Ducati)

(Photo courtesy of michelin)