フランコ・モルビデッリは先週のレース中に300km/h近い速度で転倒したものの、骨折などの怪我はなく今週のレースを迎えている。旧知の仲だというヨハン・ザルコに対して強い感情は持っておらず、今はただ目の前のレースに集中したいという。
事故について自分の中では終わっている
フランコ・モルビデッリ
「今日事故の原因となったターン2を通過する時、嫌な気分でしたが、思っていたほど酷くはありません。自分のミスではなくて他のライダーのミスだというのもありますね。1人で走る時は怖くないんですが、他のライダーが近くにいると感じ方は違うでしょう。脳は記憶を元に動きますし、このコーナーに良い思い出はありませんから。」
「ザルコへのペナルティーについてはレーシングスチュワードの判断に任せます。自分の考えは伝えていますし、ザルコはペナルティーを受けるべきでしょう。この事故については自分の中では終わっています。自分達の仕事はレースをすること、そしてこういう場合にはスチュワードに可能な限りの情報を提供することです。」
「ザルコに何らかの仕返しをしたいなんて思っていません。彼とは子供の頃からの知り合いで、彼との間には友情しかありません。ポケットバイクで共にレースをした仲ですし、彼に対して何らかの強い感情を持っているなんてことはありません。事故に関して自分の考えを述べましたが、彼はミスをした、だからペナルティーを受けるべきと考えたんです。」
「確かに事故直後は厳しいコメントをしましたけど、あれは300km/hで走行中に死にそうになった直後だからですよ。ヨハンとは深い友情がありますから、この事故に対して意見を述べてそれでおしまいです。あとはレースをすることにしっかり集中するだけですよ。」