モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのチームディラクターであるメレガッリは、マーべリック・ビニャーレスのバイクのブレーキトラブルの予想は不可能だったと語る。ヤマハライダーの中では、マーべリック・ビニャーレスはブレーキシステムの温度に問題を抱えていなかったライダーであったようだ。
マーべリックは当初ブレーキの温度の問題がなかった
チームディレクター マッシモ・メレガッリ
「マーべリック・ビニャーレスのバイクに起きたことはヤマハが予期出たことではありません。我々が使用したブレーキシステムはスタンダードタイプのものです。ブレンボが持ち込んだ進化型を使用したのはバレンティーノ・ロッシ、ファビオ・クアルタラロ、フランコ・モルビデッリでした。」
「マーべリックは使用していませんが、これは先週ヤマハライダー達が経験したブレーキの温度が高くなりすぎるという問題を抱えていなかったためです。また、新しいシステムを使用した時のフィーリングがマーべリックの好みではなかったのもあります。」
「これらの2つの理由があったために、我々は新しいシステムを使用しませんでした。おそらく他のライダーに埋もれた中で走行をしていたために、彼のブレーキの温度が高くなってしまったんでしょう。不幸にも事故が発生しましたが、幸運にも彼は無事でした。」
「これから何があったのか調査を行いますが、彼のバイクはかなり激しく損傷を受けているので簡単ではありません。しかしミサノまでには日本のエンジニア達から何らかの報告があるでしょう。」