赤旗中断となったレースで6位を獲得したリンス。レース2はスタートの失敗がなければさらに前にいけたはずだったのが悔やまれる。赤旗の原因となったマーべリック・ビニャーレスのブレーキトラブルに関しては、そもそも最初に問題を感じた段階でレースを棄権しなかったマーべリック・ビニャーレスにも問題があったのではないか?と指摘する。

ビニャーレスは新しいブレーキパッドを使用していなかった

アレックス・リンス

「レース前半はポルの後ろを走行していましたが、彼を抜くのは本当に難しかったですし、タイヤを温存しようとしていたのもあります。レース2ではクラッチリリースが速すぎてウイリーが発生してしまいました。これで順位を大きく落としたんです。ミスを考えると6位を獲得出来たのは素晴らしい結果です。肩は痛みますが、これから2週間の休みがあります。ミサノでは痛みが和らいだ状況でレースが出来るといいですね。」

「ブレンボは今回新しい大型化されたブレーキパッドを持ち込んでいました。自分が知る限りこれらのパッドを使用していなかったのはミルとマーべリックです。しかしマーべリック・ビニャーレスの場合は、数周走った段階で手を上げてブレーキに問題がある、マシンに問題があるとアピールしていたわけです。」

「普通ならあの時点でピットに入ってバイクの確認をすべきではないでしょうか?なぜ彼がレースを続けようとしたのか理解出来ません。これは次回のセーフティーコミッションで話し合うことになるでしょう。」

(Source: suzuki-racing)

(Photo courtesy of michelin)