リヴォラ、マルティンの負傷を説明 早期復帰は求めず
アプリリアのマッシモ・リヴォラCEOは、ホルヘ・マルティンの負傷について詳細を明かした。プレシーズンの怪我からの回復状況を確認するため、モタードでのトレーニングを行っていたが、転倒によって予想以上に深刻な負傷を負ったという。右手と左足の状態を確かめる目的があったものの、開幕直前のアクシデントとなり、結果的に最悪の展開になってしまったことを悔やんだ。
マルティンの復帰については、アルゼンチンGP以降になる見通しを示し、無理をせず慎重に回復に専念するよう求めている。また、マルク・マルケスが「焦らず体の声を聞くべきだ」とアドバイスを送ったことにも感謝を示した。

マッシモ・リヴォラ(アプリリアレーシングCEO)
「ホルヘ・マルティンはトレーニング中に転倒したんですが、これはプレシーズンでの怪我からの回復をチェックする意味合いがありました。右手、そして左足の様子を見ていたんです。そして結果的に転倒してしまい、この転倒がかなり激しいものでしたので、怪我は予想よりも酷いものでした。」
「彼はモタードでトレーニングをしていて転倒したようです。転倒時の詳細はわかりませんが、本当に残念です。もちろんこのトレーニングはアプリリアとして許可を出したものでした。右手、左足の状況の確認は重要ですからね。とにかく今はすべてが良い形で進むことを願うのみです。」
「開幕直前の怪我となりましたが、プレシーズンでバイクに乗ることが出来ていませんから、体の調子を確かめるという意味合いがあったんですが、最悪の結果になってしまいました。彼の復帰についてはアルゼンチンGP以降になる予想です。彼には回復を急いで欲しくありません。マルク・マルケスも回復を急ぐなと伝えてくれたようで、彼の行為に感謝しています。」
「今年のチャンピオンシップ争いについては、シーズン後半までを考えていきたいと思っていますが、そもそもホルヘ・マルティンにはより未来を見据えて、共にチャンピオンシップ争いをしていきたいと思っているんです。」
(Photo courtesy of michelin)