今週末に優勝して最終戦に望みをつなぎたいファビオ・クアルタラロ。リンスも同様の状況だが、今週末勝って、来週末も優勝を目指していくしかない状況だ。ファビオ・クアルタラロはそれ以上に満足いく走行が出来ない現状の改善が必要で、来年の体制についてカルのテストライダー就任の噂を歓迎している。
ファビオ・クアルタラロ

楽しんで走れば結果はついてくる

ファビオ・クアルタラロ

「今週末優勝する以外にタイトル決定を最終戦に遅らせる方法はありません。しかしそれよりもまずはレースを楽しんでいきたいと思います。楽しんでいけば結果はついてくると思いますし。」

「予選はヤマハには非常に重要ですね。予選で新品タイヤを使用するとピタリと問題が解決することからも明らかで、アラゴンは特に顕著でした。すぐに1.5秒から2秒はタイムが改善しました。しかしライバルの場合はこうした事がありませんでした。ライバルの場合はここまでグリップによってタイムがいきなり改善することはないようです。」

「ヤマハの場合は戦闘力は高いもののグリップが良ければ最高、グリップに苦しむともうお終いなんです。ヤマハにとって必要なのはコンスタントに成績を残すということなんですよ。スズキが今年それを証明しています。今年の経験を来年に活かしたいです。」

2021年も2019年型を使いたいと言ってない

「2019年型のバイクを使用したいとは言ってません。2019年型のほうが良い点があり、これを来年のバイクに持ち込むことが出来れば良いと発言したんです。問題点についてビニャーレスと多くを語っていませんが、バイクの問題点に関して感じていることは似ているようですね。」

「今年はテストライダーがほとんど走行していません。これは現在の状況で出来なかったことです。カルはヤマハ、ホンダのバイクも良く知るライダーですから、カルがヤマハのテストライダーになるとしたら嬉しいですね。

「スズキのバイクがベストバイクと言えるかわかりません。しかし現在最速のバイクであることは間違いありません。ヤマハは今年6勝していますからポテンシャルが高いことは間違いありません。しかしスズキのようなコンスタントさを発揮してすべてのレースで彼らとバトルが出来なければいけません。」

(Source: sepang racing team)

(Photo courtesy of Michelin)